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2017.08.19

マル暴総監

『マル暴 総監』読了ー
今野敏氏シリーズ『マル暴 甘糟』第二弾!
第一弾と同じく、マル暴刑事小説にもかかわらずコミカルで笑えるモノとなっております。
今野氏作品の中でも笑えるなぁと感じていますw

腕力無し、迫力無し、やる気無し、の三拍子揃ったwマル暴甘糟。
腕力あり、迫力あり、やる気ある時はある? 先輩刑事郡原の命令で夜暴力団同士のいざこざが起きているという場所へ向かう。

マル暴総監

チンピラが路上で睨みあっているとの通報を受けて、
現場に駆けつけた北綾瀬署のマル暴刑事・甘糟。
人垣に近こうと思ったそのとき「待て、待て、待て」と大きな声がかかり、
白いスーツを来た恰幅のいい男が割って現れた。

翌日の夜、チンピラのひとりが刺殺体で発見される。
捜査本部が立ち上がり甘糟とコワモテの先輩刑事・郡原も参加するが、
捜査線上に浮かんだ意外すぎる人物に翻弄されることに――。

“史上最弱の刑事"甘糟の奮闘ぶりに笑って泣ける〈マル暴〉シリーズ、待望の第2弾。
〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々も登場!
(by Amazon)



なにやらチンピラがにらみ合っていた。
そこでは多嘉原連合の組員アキラが居ることを見つけ、甘糟はアキラに話を聞くと
片方は多嘉原連合の半ゲソだという。さらに中には阿岐本組代貸の日村誠司も居て二人のにらみ合いを見物していた。アキラによると、このにらみ合いはパフォーマンスでもあるのでそろそろ終わるだろうとの事だった。
なので自分もそのまま傍観しようとしていたら、突然「その喧嘩買った」と白スーツの男が現れる。
何だ?と甘糟が思っていると、アキラも日村も怪訝な表情である。どうやら二人にも見知らぬ男らしい。
収まると思っていたにらみ合いが変な方向へ向かいそう・・・と危機感(面倒くさい)を感じた甘糟は慌てて間に入り、チンピラと野次馬達を解散させる。
その時白スーツの男にも去るように言う時、男はなにやら楽しそうにして町に消えていった・・・・何なんだアイツ

明くる日、(だっけかな)チンピラの殺人事件が起こり、マル暴である甘糟と郡原も捜査一課に駆り出される事になった。
その捜査本部で前代未聞の出来事が起こる。
捜査会議始めに、何と------警視庁最高責任者・警視総監が現れたのだ!
騒然とする捜査本部・・・全員起立で出迎えるが、その中で甘糟だけが唖然として着席できずに居た。
注意されてやっと席につくのだが・・心の中は驚きでいっぱい
-----白スーツの男じゃないか!-----
そう、警視総監の顔を見て甘糟はチンピラの小競り合いで会ったあの男だと気づいていしまうのだ
何故ここに警視総監が!?
そして白スーツの男が警視総監ってどういう事なんだ----!

いやぁ・・・面白かったですね!もう大好きだな甘糟!!

そして今回はなにやら警視総監&白スーツの男がキーパーソン!
一人だけ気づいちゃった甘糟の葛藤(もぅ、面倒くさいなぁ !ヒヤヒヤ、クスクスです(爆)

かなりオイシイ人物で、警視総監!!
これが警察の最長点なら警察はきっと楽しい。
だから『マル暴総監』なんだな。
正直自分の中では事件自体の経緯より甘糟と総監の経緯の方が気になって気になって・・・・面白くて面白くて事件のほうを忘れてしまうくらいでした(おい)

ネタバレはいるかなぁ・・・まぁ警察&マル暴小説だから謎っぽさは少ないし、何しろ甘糟シリーズですし(笑)
甘糟と総監がどうなるか、お楽しみください!という感じです(誰)
最後は甘糟と一緒に吹きましょうw










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Posted at 22:43 | 今野 敏 | COM(0) | TB(0) |
2017.07.09

恋蛍

鳥羽亮氏、流想十郎シリーズ第四弾『恋蛍』読了ー。

恋蛍 流想十郎蝴蝶剣 (角川文庫)恋蛍 流想十郎蝴蝶剣 (角川文庫)
(2009/12/25)
鳥羽 亮

商品詳細を見る



読み進めております、毎度文庫で薄いので(失礼)寂しい限りですが
楽しみに読ませて頂きましたぃ。
今回の相手は殺人剣"猿迅流"。想十郎と同じく速さを基とした剣術の遣い手達に
想十郎はどう立ち向かっていくのか------って、いつも通り立ち向かっていきますが(爆)

想十郎はいつもの様に忠七を連れ酒を飲んだ後、町中で突然二人の剣客が立ちふさがった。
一人は女剣士で一人は壮年の男である。
想十郎を「片山」と呼び、抜刀。殺気立っている二人・・・
明らかに人違いであろうと呼びかける想十郎であったが
二人は耳を貸さない。仕方なく抜刀し構える想十郎であったが、その構えでやや狼狽の気配を感じ取る・・しかしそのまま立ち向かって来、「斬るまでもない」と女剣士を打ち据えた想十郎。

その時ようやく人違いだと気づいた二人は慌てて想十郎に謝り想十郎は立ち去ろうとしたが、おせっかい焼きの忠七は何やら事情がありそうな二人の話を聞こうと戻っていった。そのまま歩き続ける想十郎は突如後ろの騒動に気づく。
どうやらあの二人の剣客が他の剣客たちに襲撃を受けているようだ。
気付いた瞬間、遠目で忠七が斬りつけられたと判った想十郎は必死で引き返し
襲撃者を有無を言わせず斬り殺す。
それを見て慌てて襲撃者達は去っていく-----どうやら先程の二人を狙った者達のようだ。
忠七は幸い浅く斬りつけられた程度で治療し安静すれば治るという。
その後簡単な事情を聞き、出羽・倉田藩の藩内抗争へと巻き込まれていく想十郎。




いやぁ、今回の女は剣士ですかい。珍しいですね(爆)
今までにも剣を遣う女性は出てきたけれど今回の女性は「女剣士」と呼ばれるだけあってかなりの遣い手・容姿をしているようだ。
タイトルからも察せられる通り、その女剣士ふさの想いが仄かに香る話となっている。
今回も偶然出会った二人を助けた縁で抗争に巻き込まれていく想十郎であるが、
今回は忠七が斬りつけられたという点からも「斬ってやってもいい」という思いがある。
そこから新たな敵・剣術である「猿迅流」と対決する事となり
様々な遣い手が現れる。

とりあえず、自分がツッコミたい所は「人違いだった」じゃ済まされないだろ、オイ である。

顔かたちが似ていて黒子の位置が一緒だからという理由で、相手の言い分も聞かず襲い掛かってきた女剣士ふさ。
想十郎が凄腕だったから良かったものの、もし普通の遣い手で本当に斬り殺してしまったらどうするつもりだったのか?只の人殺しであるし、この襲い掛かり方はもはや辻斬りに近いだろう・・・
しかも自分が打ち据えられた後に謝るのも何だかなぁ・・・
この時代には人違いで人が斬られる事はよくあることなのか?
ないよなぁ・・っていうか、そうあって堪るものか(爆)

いつもは何の興味も示さない想十郎であるが、今回は忠七が斬りつけられたとあって二人に事情を聞く。が、今後自分や忠七には関わり合いの無い事だと判ると
やっぱり興味を無くしてしまった模様(苦笑)
いつもならここで「旦那、やりましょうよ」と言ってくれる当の忠七が寝込んでいるので、
誰もが押し黙ってしまうのが面白い(ぇ)
その後想十郎が身を寄せている清州屋の奉公人が敵方の連中に拷問の末、殺されてしまう事も相まって想十郎は「猿迅流」達と闘う事になる。
ネタバレは特に無し、いつも通りで楽しく読まさせて頂きました。
このシリーズはまだ続いているのかな・・・?
ふさの今後が気になるが、自分としては清州屋娘おゆきの方も気になる所かなと(苦笑)
Posted at 16:32 | 鳥羽亮 | COM(0) | TB(0) |
2017.07.08

悲恋斬り

野晒唐十郎シリーズ『悲恋斬り』読了ー。
第六作目にして連作短編集。唐十郎シリーズ初・・?
いつも長編だったので意外でしたなー・・面白さは相変わらずでした。

首斬御用承候
唐十郎生業の一つ、介錯の仕事を受け天野八郎左衛門を斬る際依頼人の横瀬という老人から"三左衛門清光"で斬って欲しいと頼まれる。

悲恋斬り
唐十郎の道場に17,8程の娘が訪ねてきた。
狛城藩、佐伯勘右衛門の娘・菊乃。彼女は同じ藩の山添欣次郎の介錯を頼みに来た。
菊乃の兄と欣次郎が剣試合をし兄が負けた。
その兄が切腹したので、欣次郎にも切腹させて欲しいというのだ。

妖刀躍る
いつもの様につる源に居た唐十郎は弐平から弥次郎が斬られたと聞き、大慌てで駆け付ける。
幸い重体には至らなかった。
次の日、甲州屋の源兵衛から娘が牢人に絡まれていた所、通りかかった弥次郎に助けられたのだと言う。別件として、同時に試刀の依頼を受けていた唐十郎。守り刀の刀で上條辰之進を斬って欲しいと言う依頼だった。
お松にまとわりついていて、昨日の騒ぎの首謀者である男とは"柳剛流"で上條ではないのか?
だが強敵と唐十郎を打ち合わせたくない弥次郎は口を封じたままだった。

邪鬼の剣
奥田孫右衛門より三沢彦九郎の介錯を依頼された。
恩田の息子伸之助は死骸を遣った据物切りの際、刀と騙されて刃引刀を渡されたまま斬り込み、大恥をかいてしまう。そしてそのまま来国俊(刃引刀)で切腹してしまった。
その来国俊を遣って三沢を斬って欲しいとの事だが・・・・。

秘剣虎一足
道場に姉弟が訪ねてきた。
平野甚左衛門娘・清江と浪之介である。彼らは父の仇をとりたいと言ってきたのだ。
手がかりは久光で斬られた事、"虎一足"の秘剣で斬られたのだと言う。
断った唐十郎であったが、その後姉弟の所在を聞いてきた三人の武士に襲われる。

一文字胴
日頃お世話になっているおかねから辰蔵という大工が殺されたと聞き、一人娘のお雪が簪を唐十郎に渡し父親の仇を討って欲しいと頼む。

剛剣鬼一刀
松井重五郎という男が唐十郎の道場に訪ねてきた。指南を申し出てきたのだが、同時に試刀も頼んできた。
国光という刀を鑑定した所、その刀は模造品だと判りその事を伝えると憤怒の形相で出て行ってしまう。

躍り首
遠野の家で"躍り首清正"の試刀を鑑定し模造品だった。
そういうと山城藩安藤孫右衛門なる用心が訪ねてきた時すり替えられたのだ、と話し始めた。
その本物を取り戻してほしいのだと言う。




以下はネタバレ。





首斬御用承候
横瀬から頼まれた天野を斬って欲しいと頼まれ、いつもの様に弐平へ調べを頼んだ。
天野には一緒に逃げた雪江という女が居たのだが、その雪江が天野が暮らしていた家の床下から見つかった。
天野の狂気さを感じ取った唐十郎だが、何故一緒に逃げてまでした女を殺したのか?
その真相は最期、天野自身の口から語られる。
雪江は横瀬の元から逃げたはずなのだが、実は天野と一緒になった後も密かに横瀬と通じていたと言う。それを知った天野は雪江を斬り殺したのだと。
横瀬はこれまでにも自分の女を臣下に押し付けると言う男だったようだ。天野の狂気にもそうだが、横瀬という男にも嫌悪感を抱いた唐十郎。
天野の必殺剣"瀬落とし"を破り唐十郎は清光で介錯を頼まれたが、その時天野は首を斬られるときわざと動いて清光の刃こぼれするよう斬られた。せめて横瀬の刀清光を使い物にならないよう死んだのだった・・。

何とも・・・凄まじい執念ですね。
雪江の死体を敷いたままその家に住んでいた事も然ることながら・・・首切られるとき刀を刃こぼれさせようとするとは・・・凄まじく苦しむ死に方だったというのに。
人間の狂気って本当に恐ろしいなぁ・・。
自分の身を遣って刃こぼれをするまで痛めるとは・・
「アイツを殺したい」という狂気よりも怖い事かもしれない。

悲恋斬り
これは正に悲恋・・・でしたね。
狛城藩、佐伯勘右衛門の娘・菊乃は山添欣次郎をさぞかし恨んでいるだろうと思いきや、実は相思相愛の許嫁だった---
そんな許嫁が兄を打ち負かしてしまった事で兄は切腹し、家に累が及んでしまう。
その事で許嫁が憎くなったのか、というのでもなかった(爆)
一方山添欣次郎も自分が今まで恩を受けてきた佐伯家に害を及ぼしてしまったと思い悩み、許嫁や家の元を去り一人で死のうとしていた。日々衰弱しつつも飲み食いはせずのまま------
一つの試合がこんな悲劇に広がろうとは・・・もはや誰もが悪いわけでもないのに、誰もが苦しんでいる話。

菊乃は欣次郎が憎くて介錯を頼んだわけではなく、一人孤独に死んでいこうとする欣次郎を追って死のうとしていたのだ。
最期には欣次郎もそれを知り必死で止めようとするが菊乃の決心は固かった。
「望み通り介錯してやろう」と唐十郎は刀を振り上げたが、斬ったのは欣次郎の髷のみ。
武士としての欣次郎は今死んだ、これからはお二人で生きる道もあろう、と去っていく。

うーん、カッコイイねぇ唐十郎!流石粋な計らいである

妖刀躍る
弥次郎の怪我一見から広がった今回の事件。
やっと白状した弥次郎から、斬ったのは上條で三尺の長剣、両刃で低い脇構えだと言う-----
さらに弥次郎を斬ったという凄腕の剣士・・今回は強敵に巡り合ったようだ。
調べを頼んだ弐平によると、上條は甲州屋の取り立てで家をつぶされていたのだと判る。上條は敵討ちを果たそうとしているのだ。さらに上條は労咳だという事もわかり、最期にそれをやろうとしているのだ、とも。
そんな事情でも弥次郎を斬ったこともあり、唐十郎は上條に勝負かける。
上條を破った唐十郎。最後は上條自ら脇差で首を切って果てた。

悲劇を生んだ後の悲劇・・・復讐に取りつかれ労咳に苦しんだ男の最期は・・悪人と言えど人間の悲しさがありました。

邪鬼の剣
これもまた痛い悲劇でしたね-----
三沢彦九郎に恥をかかされて切腹した伸之助。
しかし、その時周囲から聞いた伸之助の怯え方はどうも非自然だと感じた唐十郎は弐平に頼んで調べてもらう。
弐平は別件で清吉という失踪事件を抱えていた。
そして昨年秋月という男が辻斬りで斬り殺されていたが、犯人は捕まっていない。その背後にどうやら三沢連中がチラついており、詳しく調べていくと、どうやら三沢は衆道(男色)であり、伸之助はその相手になっていたようだ。

さらに伸之助が斬る予定だった死骸は三沢が用意した清吉の死骸だった。伸之助は清吉に惚れていたので首が無い死体でも判ったのだ。
その死骸が清吉だと知った伸之助は怯えと動転のあまり刃引刀に気づかなかったのだろう・・そして死んだ。
伸之助が清吉に惚れていると知った三沢が伸之助に思い知らせようとした行為だったのだ。
さらに三沢から秋月も自分がやったと聞く。秋月は自分ではなく女に惚れたから殺したのだ。

最期三沢もやられたが・・・
何とも醜い嫉妬・・・何とも惨い仕打ちでしょうかね。
自分が惚れた相手の首なし死体を見せられた時の恐慌は想像できない。
しかも全て知ったうえで斬らせようとした三沢のおぞましい陰謀がまた陰湿極まりない。
事件は片ついたが・・悲しい話でした。

秘剣虎一足
突然父の敵討ちを頼み転がり込んできた姉弟。
しかしそんな姉弟を狙った武士達も襲ってくる。背景に何があるのか?
その疑問の中高城藩・佐々木主馬という男がやってきて姉弟の警護と敵討ちを頼まれた。
どうやら姉弟の父平野は久光を奪った男に気づかれて殺されたらしい。
その姉弟を襲う際雇われた戸田左馬之介という男がかなり遣い手で、その相手は唐十郎がやったが
本島の仇は見事姉弟がとる。
幼いながらも必死に生きる姉弟がかわいらしかったかな。

一文字胴
唐十郎と弥次郎は鷹野道場で"一文字胴"という剣を見る。
その手口から下手人の健闘がついていたけれど・・中々根深いものだったんじゃないかなー・・
でも巻き添えで殺された辰蔵は可哀想だし・・・お雪の敵討ちも取れたのは良かったのかなぁ・・?



剛剣鬼一刀
松井重五郎という男が突然出て行ってしまった後日、"鬼一刀"の切り口で馬念流の門弟が殺されていた。
つる源の帰りには突然四人の牢人に襲われた唐十郎。
そしてまた別の日にはあの模造品とそっくりの"兜割り国光"を見た。秋葉左衛門という男からの試刀依頼である。
どうやら秋葉という男は松井に偽物をかませたのだった。そして本物は高く売り渡そうと高坂藩に渡そうとしていたのだが、先日偽物だと松井が気づいた、といった次第。
悪どいやり方で罠に嵌められた松井に唐十郎は闘いで模造品と同じ瑕をつけた国光を渡してやる。
実な剣客をはめるのは・・いくら無関係の牢人(?)といえど反発してしまうよね、うん(苦笑)

踊り首
最初持っていた刀を奪われたと訴えた遠野こそが安藤孫右衛門をはめた悪人だったと知った唐十郎は遠野を斬る。こちらも剛剣鬼一刀と似たような感じ(?)ですかね。
悪人だと思っていた人物が逆に騙されていた・・・みたいな。

珍しく短編集でしたが、楽しく読めました!
ちょっと情報錯そうしている箇所があるかもしれませんが・・・ご了承を(ぇ)
短編集も楽しいのですが、伊賀者・相良と咲の出番が減ってしまうので、自分としては長編がいいかなぁ。読みやすいのは断然短編集ですがね







Posted at 22:10 | 鳥羽亮 | COM(1) | TB(0) |
2016.11.26

マル暴 甘糟

今野敏氏、新シリーズ開始!?
『マル暴 甘糟』読了ー

警察小説、そしてマル暴小説といえば今野氏!!(自己論w)
今野敏氏のマル暴モノなら横浜みなとみらい署暴対係シリーズや潜入捜査シリーズと
人気シリーズを出しているのですが、ここでまたマル暴モノ登場!!
ファンとしてシリーズはうれしい限りですね。
でもって帯を見てなおさら読書欲(?)を駆り立てられましたよ。

史上最弱(?)の刑事登場!


史上最弱って・・・・・w
マル暴で弱いってやばいじゃんか!w

横浜みなとみらい署暴対係シリーズや潜入捜査シリーズ共に主人公(とその仲間達)は
マルBと同じくらいorそれ以上に強い刑事ばっかりなので読む前から「オイオイ」と突っ込んでしまいました。
一体どんなマル暴刑事なのか気になりますよね!ね!(何)

横浜みなとみらい署暴対係シリーズは読み続けているのですが
潜入捜査シリーズは描写が(というよりマルBのやることが)酷すぎて・・直視できない為
『終極 潜入捜査6』から読めていないのですが・・・いつかは読みます!面白いんで!

そういった点では『マル暴 甘糟』は安心かなー
とりあえずこの一作目は


マル暴 甘糟

とりあえず内容拝借・・・


「事件発生?嫌だな…」史上最弱(?)の刑事登場!

撲殺事件の裏にあるのは暴力団の抗争か、半グレの怨恨か――
弱気な刑事の活躍ぶりに笑って泣ける、著者会心作!

甘糟達夫は、35歳の巡査部長。北綾瀬署刑事組織犯罪対策課に所属しているマル暴刑事だ。
ある日多嘉原連合の構成員、東山源一が撲殺されたという知らせが入る。
現場の防犯カメラに映っていた不審な車の持ち主とされる男は、行方がわからない。
署内には20数名からなる捜査本部が立ち上がり、甘糟と、コワモテの先輩・郡原虎蔵も加わることになった。
捜査本部には、警視庁本部から派遣された捜査一課の捜査員も加わるが、捜査は思いがけない方向に……。
(by Amazon 内容紹介より)



甘糟達夫はおそらく一番マル暴っぽくないマル暴だろうなー
横浜みなとみらい署暴対係シリーズの倉持以上かもしれん。
見た目は優男っぽいし、童顔のようだし。やる気ないしw

いやはや、でも面白かったですね。今野氏、予想以上に面白かったです!!

事件は駐車場で見つかった男性の他殺体。
被害者の風貌からマル暴繋がりではないか、ということで甘糟達も捜査本部に参加することになる。
マル暴の役割はまずマルBへの聞き込み(尋問?)から始めていくのですが
そこからやや厄介なのが・・・甘糟の相棒となった梶である。

梶はキャリア空気満載のエリート捜査員。
現場の空気&マル暴のやり方を知らない梶と郡原は当然(?)初対面から角を突き合わせており
それに挟まれる甘糟は「えぇ・・・嫌だなぁ・・・もう」感w

多嘉原連合という暴力団の下っ端らしいので、被害者東山源一ことゲンの兄貴分である
アキラという暴力団構成員に会いに行くのが甘糟。
先輩刑事である郡原に言われさらに「えぇ・・・嫌だなぁ・・・もう」満々で向かいます。

事件の謎・・・というかこれはミステリーではないのですが、まぁ謎としておきますか(適当)
ゲンを殺した犯人は誰なのか?状況からして複数犯のようだが・・
そしてマルB殺人なので殺した暴力団組はどこなのか?というのもポイントですね。
これは普通?の殺人ではあまり持ち上がらない謎。
そして身内を殺された暴力団は勿論殺気立つわけで・・・マル暴である甘糟達はその暴力団の監視もしなければならにという・・・マル暴って本当に大変な仕事だよなぁ・・・。

事件の真相としては少し驚きましたが・・何かリスク高い事してんなーみたいに。
作品としては前述したとおり、面白かったです!!

個人的には甘糟と多嘉原連合のアキラとのやりとりですかね。
何より甘糟が本当マル暴っぽくなくて・・笑えますw

「あのね、そんな事したら俺警察クビになっちゃうよ。」

みたいな口調なんですよね。友達と話しているみたいに暴力団と話すもんだから
何か毒気抜けちゃうみたいな・・・
この辺りがもう横浜みなとみらい署暴対係シリーズとは違うのです。
シリーズ読んでいる方ならわかるでしょう
諸橋や佐伯なら
「ざけんなコラ、なめてんのか」 ってなもんですw
まぁ普通はこっちかな。

そして最近出たマル暴ものの特徴なのだろうか・・
今作は「半ゲソ」という位置の人間達が大きなポイントになっているようです。

最近増えてきたようで暴力団達も「ああいう奴等が一番タチ悪い」とのこと。
暴力団にも属していないけれど人間性は暴力団と一緒。
指定でも暴力団に属していないからマル暴も跡を追いにくい状況らしいですねー。
海外だとマフィアと同類だとか。
ちょっと違うかな?まぁ厄介なのは変わりなさそうで・・・
この半ゲソが(おそらく)最近の取材情報で浮き彫りになってきたので
今シリーズに反映しているのではないかとー・・・思いました(爆)

暴力団対法の締め付けによって暴力団も不景気が続いているようです。
そして甘糟を通して今野氏の「暴力団に対する考え方」が吐露されてるっぽい・・
こちらも今野氏マル暴シリーズを読む上で読んでおくといいかも?

一体誰が犯人?
というなぞはあるけれど、特にミステリーではないのでネタバレはないです。
いやーでも面白かったですね。続編読みます。続編どんどん出て欲しいもんです。





Posted at 17:17 | 今野 敏 | COM(0) | TB(0) |
2016.10.26

ウィンター・ホリデー

坂木司氏『ウィンター・ホリデー 』読了ー。
いやー坂木氏の作品を読むのは久々ですね。時代物ばっかりだったから現代モノ。
しかし、今回はしくった!
『ウィンター・ホリデー』って二作目じゃん!知らなかったー&なんてこったぁぁぁ
いつもシリーズは一作目から読む自分にとっては痛かったぜ・・・
なのでこのシリーズを読もうとしている人はご注意!
この作品はシリーズ二作目ですよぉー

ウィンター・ホリデー

なのでこの感想は初っ端から一作目のネタバレです。ご注意をー

でもまぁ読んでみるとやっぱり坂木氏ですな。
めっちゃほのぼの・・・平和で心がほんわかする作品
絶対性格良い人だよ坂木司氏。自分の中で決め付けているしw

この作品は元ホストで今は「ハチさん便」で配送業務で働いている沖田大和と
突然現れた自分の息子・進との父子の物語。
(おそらく)前作で突然「お父さん」という言葉と共にやってきた進。
この小学生男子は昔付き合っていた由希子との間に生まれたらしく
長い休みに入る冬休みに父親の元へ遊びに来たという話となっている。
冒頭から息子・進がやってくるのをウキウキワクワクで待っている父親・大和。
そして愉快な(?)仲間達である「ハチさん便」メンバーや元ホストの人物達が
父子の周囲でガヤガヤしている感じかなーw

普通とはちょっと事情が違っている大和・進親子ではあるけれど
だからこその仲良ささと、絆や愛をかんじられる作品だと思いますなー。
母親・由希子の姿が見れないのですが・・・それはまぁ後半につれて段々と・・・

ネタバレは特にないですねー。
社会に疲れて「ちょっとほのぼのした物語」が読みたい方にオススメかなぁ。
親子の仲良さそうな雰囲気や形はやっぱり心が和む。坂木氏ワールドですな!
シリーズなので続きも読むぞ!
・・・・の、前に一作目を読むぞー(爆)

Posted at 21:52 | 坂木司 | COM(0) | TB(0) |
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