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2010.01.23

ふたたび赤い悲劇

『ふたたび赤い悲劇』読了!!

どうやら法月綸太郎シリーズの『頼子のために』の続編であり、三部作完結版的作品らしいです。知らなかったぜ・・・;
(法月綸太郎 シリーズ自体は他にも作品があります。)

イメージ無し失礼土下座

あらすじは・・
アイドルの畠中有里奈はラジオ局内に突然現れた不審男に襲われ、もみ合いになる内に男を刺してしまう。わけの判らないまま局を抜け出すが、その後ラジオ局すぐ傍の公園で不審男の死体が発見される。困惑した有里奈は以前知り合った法月父子の言葉を思い出し、救いを求めた。

と、いうのが最初の流れになっています。他はネタバレになってくるので・・。

これはねぇ・・・本当に『頼子のために』を読んでいないと判りません。
探偵であり主人公である法月綸太郎が『頼子のために』を引き摺るは引き摺るわで・・・読んでいない人間にとっては訳が判りません。しかも以前出会った事件関係者も登場するのでこれは参る;

他の作家・シリーズでも途中作から読んでしまう事がありましたけれど、これほど参った事はなかったですね。やはりシリーズは順番良く読みましょう(っていうか、知らなかったんですけど;)

最初っから法月綸太郎の傷心ぶりが大きい。
「一体あの事件で何があったんだ?」という位悩まされ、苦しめられています。

そんな彼の元に突然助けを求めてきたアイドル・畠中有里奈。
詳しくは法月綸太郎の父親を頼ってきた訳なのですが、綸太郎も彼女を救ってあげようと奮闘します。
その合間合間に彼の心情が色濃く描かれ、更には生業である筈の小説もスランプ状態。
しかし事件は水面下で次々と新しい展開に進んでいきます。
畠中有里奈襲撃事件の裏側に隠された全ての陰謀を暴きだしていく物語。
結構アイドル知識が織り込まれているのでその点は面白かった。



以下はネタバレです。






うぅ~ん、正直自分には法月綸太郎氏の作品合わないなぁと思った作品であります。
次に読んだ『法月綸太郎の冒険』も途中で読むの止めてしまいましたし;

法月綸太郎のキャラがね・・駄目でした。
うじうじうじうじうじうじ悩みすぎだろッ!!
何回も何回も病む心情が出てきて正直鬱陶しいです。(酷)まぁシリーズ通して読んでいなかったからかもしれませんが、
やはりキャラは合いそうになかった。

"うじうじうじうじうじうじ悩みすぎ"とはまるで百鬼夜行シリーズ関口さんを指し示しているかの様な描写であるのに「合わない」とはッ!!!
関口さんは本当に本当に本当に大好きであるというのに・・・傍目からすると不思議な事でありましょうな。
(でも関口さんファンにとっては不思議な事ではないのだよby陰陽師口調)

でもねぇ・・・他の登場人物達もあまり好きになれなかったという点もあります。結構好きだったのは畠中有里奈事務所社長だったのですが・・・彼は死んでしまいました・・・畜生、悔しいッす。

事件内容としては、一つの殺人事件に様々な思惑が入っているという点で面白いと思いました。強引な点もありましたがA^^;)
テレビ関係の「引き摺り下ろし」についてはあまりに典型的でリアルさは感じませんでした。現実にあるか判りませんが、もっと練った作戦でやるでしょうね・・・あれじゃあからさま過ぎです。


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Posted at 14:14 | 法月 綸太郎 | COM(0) | TB(0) |
2009.12.20

一の悲劇

法月綸太郎シリーズ長編初作品です。
実際は第四弾目らしいのですが、自分にとっては初法月綸太郎探偵作となります。
『一の悲劇』読了ー。

一の悲劇 (ノン・ポシェット)一の悲劇 (ノン・ポシェット)
(1996/07)
法月 綸太郎

商品詳細を見る




 わたし―山倉史郎は義父から息子、隆史が誘拐されたという連絡を受け、慌てて自宅に帰る。
そこには妻和美と隆史の同級生である冨沢家の子供、冨沢茂の母親が居た。
妻から詳しく話を聞いてみると、どうやら誘拐されたのは隆史ではなく茂の方だった。犯人は子供を間違えて誘拐し、
脅迫電話を山倉家にかけてきた事になる。
人質を安全を考え、警察と山倉家はそのまま犯人の要求通り金を用意して身代金現場へと向う。受け渡し人はわたし--山倉史郎。
だが、彼にはもう一つ心に重い過去があった。それは間違って攫われた茂君の本当の父親は史郎で、母親冨沢路子とは過去不倫関係にあったのだ。

そんな二重の心境を持ったまま犯人にさんざん振り回された挙句、史郎は身代金受け渡しに失敗。そして悲劇は起こった----

と、こんなあらすじですね。
全体を読み終えて感じるといえば・・・
う~ん・・確かに悲劇だ。
何とも醜い争いを繰り広げたりしているので、巻き込まれた子供が哀れでならない。やりきれない感が残りました。

さて、事件については勿論一筋縄ではいきません。
法月綸太郎シリーズですから、法月綸太郎が登場(爆)。
誘拐事件の犯人と背景について探っていく史郎。彼には誘拐犯として真っ先に浮かぶ人物がいた---その名は三浦で山倉隆史の実父である。三浦が自分の妻の死をきっかけに生活が破綻し、まだ幼い隆史を山倉夫婦が引き取る事になったのだ。
猜疑の目を向け三浦を調べる内に彼にはアリバイがあるという事が判った。
そのアリバイを証言するのが、かの法月綸太郎だったのだ。
二転三転するアリバイや容疑者達--
何故この様な悲劇が起こってしまったのか?最期まで引き込まれながら読みましたね。法月綸太郎シリーズは次も読んでみたいと思います。







以下はネタバレ注意。





誘拐事件で人質が死んでしまう----これは本当に悲劇でした。
恨みを持っていたとかとんでもない悪党だったという人質ならともかく(おい)
無実な小学生の男の子が殺されてしまうというのは本当に悲しい・・・というより辛く、苦しいものですね。
「殺すことないのに----」
只管そう思わずに居られない悲劇です。
原氏作品の『私が殺した少女』を思い出しました。

そして、容疑者最有力候補の死亡。
うわぁ、やられたと思いました。
誰だか解らないけれど一つの事件をこれ以上ややこしくしないでくれ~と絶叫(爆)
この殺人事件の密室は被害者が自分で扉を閉めた、という事はすぐ判りましたがダイイング・メッセージまでは気付かなかったなぁ。というか、すぐ思いつくだろうかあんなメッセージ・・;
閉じこもったんだから血で文字遺したほうが解り易い気も・・・?まぁ「今再考してみれば」ですがね。(爆)

容疑者のアリバイ作りにシリーズ探偵役が利用されていたのにはちょっと吃驚。
結局利用されていた事も解き明かした訳ですが、探偵が容疑者のアリバイを証言するとすんなり信じてしまう自分が怖い。気をつけよう;

そしてこの事件、下敷きになっています「不倫問題」。
事件の中で度々自責の念に苛まれるわたし、史郎でしたが・・・。
まぁ、正直自業自得(断言)。

不倫したのだからこれ位・・・いやもっと罪の意識に苛まれるべき。
"不慮の事故"でも"薬を使われた"だの"悪意を持って騙され人に迷惑をかけた"
だのと違うんだからさ。自分の意識でもって不倫したんでしょう。
それをずっと隠し続ける事もイタダケナイ。そりゃぁバレるのは怖いし、このまま闇に葬りたいのも解ります。
しかしねぇ・・・
「あの時はどうかしていた。魔が差したとしか思えない」
なんて言い訳です。
この時は本当に奥さんが不憫だったなぁ・・・大体、何故
「奥さんが流産してしまって情緒不安定」=不倫
になるんだ?意味が判らない。
「見ていられなかった、目を逸らしてしまった」ってのはわかるよ。辛いでしょうよ。でも、なんでそこで他の女に手を出すかな?何故他の反応が出来ないかな?
その辺に腹が立ちました。
いくら弁明しても100%あんたが悪い!!

不倫相手は脅すわ子供を誘拐するわ
家族の目の前で暴露するわ、
正妻は不倫相手との子供を殺すし
狂言誘拐するし自殺するし・・・
とんでもなく黒い争いでしたね。

どんな理由でも不倫は弁解できない。
あと、
「バレない」等と思うな不倫男達よ・・・(爆)

憎悪漲らせるのも解るが・・・頼むから子供たちを巻き込むな。
ましてや殺すなんて事はあってはならない。
これは不倫よりも言語道断行為ですな!!

隆史君の未来だけが今後の希望だ・・
彼が真実を知るときが来るのだろうか・・知ったとき彼はどうするのか?
不安も残りますね。
Posted at 20:57 | 法月 綸太郎 | COM(0) | TB(0) |
2009.12.05

怪盗グリフィン、絶体絶命

法月綸太郎『怪盗グリフィン、絶体絶命』
怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)
(2006/03)
法月 綸太郎

商品詳細を見る


子供向けミステリーという事で軽く読んでいたが、二転三転する展開に驚きっぱなしの今作。
ストーリーは題名から察せられる通り、
「怪盗グリフィン」活躍劇。
ある日突然巨匠ゴッホの作品を摩り替えて欲しいとの依頼を受ける。
その依頼を受けたグリフィンは仕事終了後、また新たな依頼を受ける。
ボコノン共和国のパストラミ将軍が保管している人形を奪取するのがその依頼だ。
また新たな「奪還作戦」を試みるグリフィン。果たして結末は!?

いやぁ、冒険劇とミステリーを加えた怪盗物語。
イラストで騙されそうになりますが(笑)
伏線、事態の進展などは見逃せないものとなっています。
何度も騙し騙されの連続で、どれが正しいのか目が回ってしまう(笑)。
時代背景も色濃く反映されている作品なので、世界史に詳しい人はきっと理解が早い!!・・・と思う。(爆)




以下はネタバレ。




まぁ、ネタバレといってもさほど無いのですが・・・
敵でありながら偽夫婦を演じたグリフィン。
"妻"であるCIA工作員が負傷した際、危険を承知で助けたのが良かった。
自分にとって一番好きなシーンだ。

騙されまくった展開で好みのタイプだった・・・のですが・・・
何だろう・・?どこか薄いのかなぁ;
緊迫感が少なかったからかな?
そこまでのめり込めませんでした。
子供向けミステリーの難しさ、でしょうか。
Posted at 20:59 | 法月 綸太郎 | COM(0) | TB(0) |
2009.11.22

密室教室

法月 綸太郎デビュー作『密室教室』
完読しました!
ノーカット版  密閉教室 (講談社BOX)ノーカット版 密閉教室 (講談社BOX)
(2007/02/02)
法月 綸太郎

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一通りのあらすじを説明。

普段通りの朝、いつもの様に誰よりも早く登校してきた女子生徒は自分の教室へと向う。
しかし、扉が開かない。
通りかかった教師の手を借りて何とか
扉を開くと、そこにはクラスメイトの死体が
横たわっていた。

現場入り口はガムテープで目張りされて
開閉不可能。窓は施錠され、現場は密室。
だが、なにより謎なのは教室に並べられている48人分の机・椅子が消えうせていた事だった。


密室とはミステリー小説でありたりとも
言えるが、そこに「教室」という舞台が
設定される事で珍しいと感じた。
自分が今まで読んできた中で教室が殺人現場になることは殆ど無かったので。

密室トリックより「机・椅子が消えていた理由」がとても驚きました。
今回もまた(?)登場人物達があまり好きになれなかったので
のめり込む事はなかったです。
どことなく・・皆「くせ者」ですね。




以下はネタバレ注意です。








何とも後味が良くない「真相」でした。
被害者の男子生徒はやはり殺されていた訳ですけれど・・
あの遺書見れば自殺ではないな、と気付く方も多いでしょう。
彼が論文を書いていた件で遺書の「正体」が判明しますよね。

一番驚いたのが学校が覚醒剤隠し場所・取引場所だったという事。
いやぁ、俄かには考えられない事でした。よりにもよって学校とは・・そして教師が皆グルだとは呆れ返る。
そりゃぁ真実も覆い隠されてしまいますわ。
最後の最期まで後味が「苦い」印象です。
結局主人公は信子(だっけ?)の事が好きだったんですね。
余計なオプションの様な気がしますが・・・・汗あせ特に切ない訳でも哀しいわけでも何か意味があるものでもないので
何故最期にあおのエピソード入れたのか
わかりませんでした・・・・。ヴぁー

Posted at 22:49 | 法月 綸太郎 | COM(0) | TB(0) |
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