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2011.02.26

凶笑面

北森鴻氏蓮丈那智シリーズ第一作、『凶笑面』読了しました!

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)
(2003/01)
北森 鴻

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これは以前読んだミステリー集(本格ミステリ〈04〉二〇〇四年本格短編ベスト・セレクション)で
作品の一つとして載っていたシリーズなんですね。
あの時読んで面白そうだったので、こうして第一弾を読んでみた訳です(爆)

この蓮丈那智シリーズは、所謂"民俗学ミステリー"ともとれるシリーズのようで
異端の民俗学者蓮丈那智とその助手内藤三国が「民族調査」を名目に
様々な地を訪れ、その調査中に殺人事件に巻き込まれる・・・たぶん、そんな感じ(爆)
鬼封会
凶笑面
不帰屋
邪宗仏

四部からなる連作短編集でした。それぞれ事件に巻き込まれているようです。
語り手は助手である内藤三国君。これはミステリー集の時と同じでしたが
その時登場した人物が、ここでは登場していませんでした。
きっとこれから登場して準レギュラーになっていくのでしょう・・・うん。

民俗学ミステリーとだけあって、民俗学の造詣が多いです。
昔から伝わる祭祀や古美術、遺跡について色々勉強になります。
「本当にこんな事が?」という悪習漂うことも多く嫌になってしまいますが
今でも伝わっていることもあるのだろうか・・?ちょっと気になりますね。
ともかく、民俗学好きには堪らないシリーズかと思います。
歴史って色んなことがあるんだなぁと同時に、色んなことがわからないんだなぁ
とも思いました。

さぁ、自分としては気になる"キャラクター"ですが、以前のミステリー集の
印象とはちょいとだけ違いましたね。
まぁ、想像通りと言えばそうなのですが・・・・あんまり・・・でした
西澤氏の"タック&タカチシリーズ"と同様、後半になるに従い
この人本当美人なんだよ記述がウザい(爆)
絶対こういう事書くのって男だよと、思えばやはり北森氏は男性でした。当たった・・
ホントにねー・・・こういうこの人本当美人なんだよ記述は上手く活用しないと
鬱陶しいだけなんですよ。だから何だみたいに。
美人or美形なのは、見た目の記述として描く必要があるのでしょうが、不必要に多いと
「もぅわかってるよ。今の状況でその人が美人or美形で何か影響あるのか」と思ってしまう。
美形なことで、事件関係者を誘惑し、警察が聞けなかった事実を聞き出したり
ギャグとして面白さを湧き立たせるならいいんですけど、不必要なんですよ!!
しかも大体の美人or美形は「そんな事で増長してねぇよ。むしろ鬱陶しい」キャラばかり・・
田中氏の"薬師寺涼子シリーズ"のお涼サマばりに割り切るか何かしろって。
そうしたくなければ、必要・適度に描写するだけに留めてほしい。
万人が認める美人が「私は美醜に拘らないの」って女はいねぇよ。非現実的すぎる。イタイ。
現実社会で「美人だな~」と言われる人が影でどんな努力をしているか解ってないのか。

そういった(小さな所ですが・・)キャラクター像が神経にチクチク触って
素直に作品を楽しむことができませんでした。
"民俗ミステリー"としてはとても面白い作品だと思いますけど・・。


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Posted at 19:08 | 北森鴻 | COM(0) | TB(0) |
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