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2012.10.13

QED 諏訪の神霊

高田崇史氏QEDシリーズ『QED 諏訪の神霊』読了ー。
もう15作目になった・・・早いなぁ。そんなに読んだ感じは無いのだがなぁ(苦笑)

QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス)QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス)
(2008/01/11)
高田 崇史

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今回は諏訪大社・御柱祭りの謎に迫る話になっています。
御柱祭か・・確かにTVニュースで見たことはあるけれども・・・確か阪から大木を滑降させる激しいお祭りだったなぁという印象。あれ諏訪大社なのか(遅)


↓Blog機能としてURLを載せられるということでやってみた・・・

諏訪大社Wiki

相変わらずQED解釈とQED由来ワールドから、諏訪大社についてやその地に棲む神々・御柱祭の謎などに次々と踏み込んでいく(?)桑原崇ことタタル。そして語り手兼主人公の棚旗奈々。
今度は二人きりで(にやり)諏訪へと赴いたタタルと奈々であるが、地元の友人鴨志田翔一・緑川由美子・百瀬麻紀と合流して(がっくし)諏訪の謎を解き明かしていく・・・と、一方では同じ場所で奇妙な殺人事件が起こっていくストーリーだ。

諏訪大社は有名ですが、諏訪大社が日本最古の神社というのは知らなかったなぁ。まぁ・・・知っている事の方が皆無に近いので何もかも「初めて知った」のですがね、うん・・。

御柱祭Wiki

いつもこの祭りを見て「よく人が死なないよなぁ」と不吉な事を思ったりしますが、本当それ位激しいお祭りですな。大木と一緒に多くの男性陣が滑降したり大木の上に乗ったりと・・すごいです。
実際はやはり事故・重傷者が多いようですね。これは作中にも記述されてました。ま、そりゃそうだろう

この諏訪大社・御柱祭諸々、未だに謎とされていることが多いようで、学者の中で色々な諸説があるらしい。あんなに有名で大きな大社・お祭りなのに謎が多いなんて以外・・・。
と、いうかそんなに謎のままでお祭り続けるものなんですね。まぁ確かにその地その地独自のお祭りも「一般的な」お祭りも「そういうものか」という感じでやってますけども・・・。
しかし歴史とか由緒正しい(?)お祭りで謎が多いってのも・・いいのか?それで。

諏訪大社は大きくわけて、上社本宮・前宮の2宮、北側に下社春宮・秋宮の2宮がある。そして社殿の四隅に御柱と呼ぶ大木が建てられているということだが、何故四隅にこのような大木が置かれているのかが謎らしい。
他にも4月15日に行われる御頭祭も謎に包まれているし、そもそもの諏訪大社の起こりからも謎があるという・・・結構多いものですなぁ。
ひたすら諏訪神社についての謎に迫る一方、同じ場所で起こる奇妙な殺人事件。
あいかわらず殺人事件がおまけ扱いですが・・・関係者が昔の友人だったこともありいつもより扱いは大きいかな・・・。

タタルと奈々の関係についても(自分の中で)結構動きがあった感じ。
進展ではなく、態度の動きっていうか・・・うん














以下はネタバレ。











相変わらず、歴史に纏わる伝記に則った思い込みの激しい人間たちの事件という印象。
今回は諏訪大社の謎に迫っていくわけだが・・・
本当化は解らないけれど、諏訪大社・御柱祭があんなにも有名なのに当事者である地元の人達はあんなにも「色々な事が謎のまま」でお祭り事をやっていたのかー・・・という感じ。
御柱祭の地元民である鴨志田まで「あれ?そういえば何でだろうなぁ?」と首をかしげる事ばかり・・・そりゃぁ全部の謎を知っている必要はないけれど、あそこまで何も知らないとはねぇ・・何だか・・・
でも当事者だからこそ、という事もあるのかな?大して気にしていないのかぁ・・そんなもんかぁ・・。

事件についてはそうだなぁ・・そもそも住宅地から諏訪に関する方角で住まわされていた、というのが無理があるような・・・でも東京みたいに人がひしめきあっているわけでもないから可能か・・?
そういった「ちょっとした」所が気になるので、事件自体が「なんだかなぁ」という印象。
死体のそばにある動物の死骸や塩など・・・正直「犯人としての合理性」が無いので(QEDシリーズは特にその傾向が強いが・・)ミステリーとしては面白み欠けてしまう。
「見立て殺人と見せて実は・・死体の臭いを誤魔化すためだった」云々の「犯人としての合理性」が欲しかったんだよなぁ・・でもまぁそれを気にするならQEDシリーズ読むなって話かA^ ^;)

さて、次はタタル&奈々についてだが
自分の中では、この巻で結構進展しているな、という印象だった。
今回二人だけで諏訪に行った、という点以外でも・・
奈々がさりげなくタタルの服装を直してあげる所なんか・・家族や兄弟じゃないなら恋人だろう
でもまぁ・・やっぱり自分としてはタタルの魅力がわからない・・奈々ちゃんは分かるのだが(笑)
タタルってあのマニア的歴史知識がなかったらただの暗い男だと思うんだがなぁ・・
彼が歴史解説している場面以外で彼を見ても・・酒飲んでいるか眠そうにしているか無言でいるか酒を飲んでいるか酒を飲んでいるかである(爆)
奈々は何故タタルが好きなのだろう・・これこそ「好み」としが言いようがないかな。
別に悪い男ではないのだけれど、歴史知識なければ何もなさそう(酷)
もっとタタルの「性格」的部分を描けばいいのに・・かなりそこが抜けている気がするな。
興奮すると力いっぱい腕を掴んだり、じっと見つめてきたり云々も人によってはかなり不快な行為だと思うし。
でも二人がいい感じになっていくのは良いかな。
でも、タタルの魅力は謎だー(まだ言う)








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Posted at 20:56 | 高田崇史 | COM(0) | TB(0) |
2012.04.14

QED ~flumen~九段坂の春

QEDシリーズ『QED ~flumen~九段坂の春 』読了ー。

QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)QED~flumen~ 九段坂の春 (講談社ノベルス)
(2007/08/07)
高田 崇史

商品詳細を見る


これはまたいつものシリーズとは違って
短編集であり、レギュラーメンバーの青春真っ只中時代を描いた作品となっています。
最初は桑原崇の中学生、棚旗奈々の高校生時代、
松崎の大学生一年時代など等・・・・
なので、QEDシリーズ初めてという方にはあまりオススメできない作品でもありますね・・・
シリーズを読み通している人なら思わずニヤリとしてしまう事柄があるだけに、多く楽しめるかと。
連作短編集には全て事件が起こり、死人も出ていて
その事件には何らかの"歴史"が潜んでいる構成。
とは言え、自分にはやはりレギュラーメンバーの過去話
にばかり目が行ってしまった為あまりミステリー色も感じられなかったです。
そして何よりも登場する人物達の会話がリアリティ無さ過ぎて苦笑してしまった・・・・。
特に男子高校生三人の会話は・・・アレはないだろ。きっと。
男子高校生が日本歴史の詳細を熱心に語るのは
試験前か研究会に所属していない限りしなさそうだ。(爆)
作品毎に起こる殺人事件は何だかおまけ扱いに感じましたし・・。

各々登場人物や視点は異なっているが中学、高校、大学と時系列になっている事で前章で起こった事件とリンクされているし、勿論人物も少しずつリンクされている。
「え!?あの時のアイツ、こんなんなってたん!?」と思ったり(爆)

そして、自分にとって"彼女"はいつまでも好きになれないし、魅力のある女性には見えませんでしたね。何か特別な知識を持っているだけでふわふわしているし、結局何がいいたいんだっていう感じ。
全然棚旗奈々ちゃんの方がいいよ、うん絶対





Posted at 20:47 | 高田崇史 | COM(0) | TB(0) |
2012.01.15

QED河童伝説

QEDシリーズ『河童伝説』読了ー。
これでQEDシリーズ何弾目になるのだろうか・・・あ、もう13作目かぁ。長いな(笑)

QED  河童伝説 (講談社ノベルス)QED 河童伝説 (講談社ノベルス)
(2007/02/07)
高田 崇史

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さて、今回のQEDは有名な河童。今回はどんな逸話があるのだろうか・・?
河童と言えばきゅうり、皿、川しか思い浮かべないだけに・・・どういった話と歴史があるのか?妖怪のひとつ、という認識だったのであまり河童自体のエピソードは無いだろう・・と思っていたのだが、あーやっぱい「こういった歴史の上で生まれたんだね」という逸話が出てきますね、はい。

ざっくりあらすじを記述すると・・・

平成9年7月、相馬野馬追祭を見るため、福島に向かった奈々、沙織、小松崎。遠野で友人と会った桑原も合流する。一方、河童伝説が残る川で、小高製薬関係者の連続殺人事件が起こっていた。
(by Wikipedia)


また地方へ出張(爆)となった相変わらずのメンバー達。
今回はその出張に殺人事件も加わり、前シリーズでも度々登場した神山禮子、御名形史文も加わった作品となっている。
<閑話休題>
神山禮子、御名形史文は作者のお気に入りなのだろうか?何気に準レギュラー化しているような・・・?コ○ンに出てくる怪盗○ッドばりに登場しそうだなぁ・・。別に嫌いな訳でもないけど・・好きな訳でもないので気になる・・(苦笑)

小高製薬をめぐって起こる殺人事件と共に「またかよ」という男、安岡 昭二の神山禮子に対するストーカー行為も発生している。神山禮子自身は気づくことは無いようだが・・・何にせよ気持ち悪い男だし、懲りない所がムカムカする。と、いっても根っこが「こういう人間」の場合矯正するのは難しいんだろうなぁ。
しかし神山禮子は何と言っても可哀想な娘である。
過去の辛い体験で心を閉ざしてしまい、その後一人で生きてきたのにストーカーに付きまとわれるなんて-----この後も彼女が登場するのであれば、少しでも幸せになってもらいたいねぇ。
さて、そんな神山禮子に付きまとっていた安岡 昭二であるが、そのストーカー行為中に死体となって発見されてしまう。神山禮子に何かする前に死んだことでちょっとホッとしたがその死体は左手を切り落とされて強羅川に投げ込まれているという状態で、有力な証言も得られぬまま捜査は続いていた。だがその後、同じ状態で殺された驚くべき人物も発見されてしまう-----

今回、以前出てきた人物もいるのだが、新しい登場人物と相成って人物混乱があった
小高製薬部長・中村 寿之や小高製薬常務・岩沼 仁、悪名名高いが行方不明の小高製薬MR小藤 安夫。小高製薬社長・小高 雄一郎など小高製薬関係者多くてわけわからんかった・・しかも個性はないので余計誰が誰何やら・・・。

全体の感想としては・・・・まぁ、「いつも通り」かな(爆)
特に可もなく不可もなく(偉そうに)いつも通りのQEDシリーズでした。
周囲が段々奈々とタタルの関係に業を煮やしてきた感じはありますな。それも御名形史文の存在があるのかもしれませんが・・自分としては御名形史文は奈々に惚れて欲しい感じ。奈々は結構お気に入りの女性だが、タタル&御名形史文にはあまり魅力を感じないので(酷)ちょっと面白くしてほしいぜ。フフン。

「河童伝説」については・・・やはり驚いたなー。
河童の容姿や概要についてこんなにも深い背景があったとは・・いつも通り「本当か解りません」が、陰湿極まりない仕打ちをしてきたもんですねー。人間ってのはどうしてこう・・・(以下略)。
「人類皆平等に」とよく言うけれど、それは正に「平和」のためなんだなーとしみじみ感じました。















以下はネタバレ。














事件についてはあいまいな記憶しかないのでネタバレ記述できないです・・・すみません
河童について少し・・・。
河童とは伝説上の生き物で、「雪男」や「ツチノコ」あたりと一緒にされてしまう事もあるようですが、このQEDシリーズではあくまで「河童は実在」し、生きていた事になる。
それもその筈・・・今までQEDシリーズで取り上げられてきた天狗・鬼・式神やらと同じように"人間"だからだ。
タタラを巡る醜い略奪の結果とも言うべき「存在達」。
地元に根付き静かに暮らしてきただけの人達に対し、朝廷が欲しがるタタラのせいで住処を奪われ、財産を奪われ"人ではないもの"にされてしまった人達の姿こそ、「伝説」として語り継がれているのだから。
河童もそのひとつで、元々普通に暮らしていた人達は「河童にされてしまった」。
河童は相撲が好きという事は知らなかったが、それは河童の血統に相撲の始祖がいたから---等「河童の姿」は色々な背景の上で成り立っていたのだ。
悲劇ですねー・・確かに今現代生きていて居る中でも日々色々な悲劇が起こっている訳だから、昔だって日々辛い事・悲しい事があったのだろうけど・・・でもここまで恐怖政治はありえないよなー・・「あの国」よりひどいんじゃないか?と思う位なので。
平安時代の人から見た今の日本はどう映るんだろう?そうしみじみと感じました。





Posted at 17:14 | 高田崇史 | COM(0) | TB(0) |
2011.07.18

QED 〜ventus〜 熊野の残照 

QEDシリーズもう第10弾・・・『QED 〜ventus〜 熊野の残照 』

QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社文庫)QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社文庫)
(2008/10/15)
高田 崇史

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熊野に纏わる、熊野の話どっぷりです。
今回は「事件」が無い・・・と思います。
ただ、今回のQED作品は初めてかもしれない第三者の語り手
熊野出身だが、それを隠して暮らしている神山禮子。

熊野へ旅行することになった棚旗奈々とタタル、そして同じ薬剤師の神山禮子。
熊野へ着いた途端熊野牟須美大神、速玉之男神、家都美御子大神と固有名詞の羅列羅列・・・まぁそれはいつもの事だが、いつも以上に多かった気がする。
でも"八咫烏"は気になったな・・・本当気になったな(笑)

熊野三山の参拝順路や古来より天皇が何度も参拝したなど等
多くの逸話が伝わる熊野。
それらをいつものように薀蓄するタタル&素直に聞き続ける奈々------
しかし今回はそこに神山禮子視点と彼女の故郷が関わり
二層のつくりとなっている。
彼女視点のQEDはまた違った意味で面白い。
どうやら棚旗奈々は美人の類に入るらしい・・・
タタルは印象通り暗く、ボサボサ頭のままだった。(笑)彼女から見る奈々は「美人で気立てのよい」女性で、憧憬のまなざしを送っている。ちょっと「そっち系」の禮子かと思ったが、そうではないらしい。たぶん(爆)

さらに彼女は性格が暗めであまり団体行動が好きではない。
そんな彼女が何故薬剤団体旅行に加わったのか---故郷が熊野である事を隠し、ずっと故郷を避けていたのかというのが今回の大きな「謎」。
その真実はのちに明らかとなってくるのだが-----
はぁ・・・となってしまう。彼女が故郷を避けるのも尤もだ。
正直「だから?」と思ってしまうような「謎」の真相。
彼女が本当に哀れ・・・腹が立ちましたね。

今回は事件が発生しないのでネタバレありませぬ。



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Posted at 20:26 | 高田崇史 | COM(0) | TB(0) |
2011.07.09

QED 鬼の城伝説

QEDシリーズ『QED 鬼の城伝説』読了ー。結構続いているな。

QED 鬼の城伝説 (講談社ノベルス)QED 鬼の城伝説 (講談社ノベルス)
(2005/01/14)
高田 崇史

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今回はあの有名な"桃太郎"伝説。
舞台は岡山県になりますね。吉備津彦神社やら鬼ノ城やら・・・
そして重要な温羅伝説。
この伝説は"桃太郎"のモチーフとなっている話だそうです。

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温羅伝説 [編集]温羅伝説とは、吉備地方に残る、桃太郎話のモチーフとなったといわれる伝説である。

古代吉備地方には百済の王子と称する温羅(「うら」または「おんら」)という鬼が住んでおり、鬼ノ城を拠点にこの地方を支配し悪行を行っていた。吉備の人々は都へ出向いて窮状を訴えたため、これを救うべく崇神天皇は孝霊天皇の子で四道将軍(よつのみちのいくさのきみ)の一人・吉備津彦命(きびつひこのみこと)を派遣した。命は現在の吉備津神社の地に本陣を構えた。温羅に対して矢を1本ずつ射たが岩に呑み込まれた。そこで命は2本同時に射て温羅の左眼を射抜いた。温羅が雉に化けて逃げたので命は鷹に化けて追った。更に温羅は鯉に身を変えて逃げたので吉備津彦は鵜に変化してついに温羅を捕らえた。こうして温羅を討ったという。それぞれの伝説の地に矢喰神社、温羅の眼の血が流れた血吸川、鯉喰神社が存在している。

温羅は製鉄技術をもたらし吉備を治めた技術者であり豪族ではないかとされる。また、血吸川の川の赤さは鉄分によるものであろう。吉備地方は古くから鉄の産地として知られ「真金吹く吉備」と呼ばれていた。実際、鬼ノ城の東麓には日本最古級の製鉄遺跡が存在する。

なお、この伝承はその後、鳴釜神事の成り立ちへと続く。

----------------(by Wikipedia)--------------------------------------


この伝説に隠された歴史の闇と謎に迫る物語。
と、殺人事件ですね(爆)
最初は密室殺人事件から始まります。
鬼野辺家長男鬼野辺 健爾が自宅の蔵で首を切断されて殺された。
発見者は婚約者である妙見 明日香。
彼女が健爾に呼び出されて蔵に向かったところ、窓から中の惨状を目撃。しかし、扉には閂がかかっており開くことが出来ない。あわてて彼女は家の者たちを呼びに行くが健爾は勿論死んでいた。
中に入っても皆が入ってきた扉以外に出口はない。
しかし、後日さらなる殺人事件が起こる--------

"かぐや姫"に続いての童話(?)になりましょうか"桃太郎"です。
この話に出てくる言語の一つ一つに色んな意味がある解釈ですね。
「桃」「猿」「雉」「犬」「鬼」など等・・・・・
そういえばどうして桃太郎についてくる仲間たちは猿・雉・犬なのだろうか?
一度考えると結構な疑問ですよねー。
特に「雉」・・・鳥の中でも何故雉なのか・・?

そして"桃太郎"と"温羅伝説"の繋がりは?
今回も面白い解釈が綴られており、読み応えありますねー。さすがです。













以下はネタバレ。










ここでも出てきた「タタラ」と「闇の歴史」。
ここで出てきた"桃太郎"といい、"かぐや姫"といい・・童話には残酷な真実が織り交ぜられているんですねー・・。まぁ、どこまで本当かは不明ですが
広大な製鉄場を所有していた吉備、そして勿論目を付けてきた朝廷貴族たち。
「見まほし」という名の強奪で吉備地方を襲撃。
全くもって自分勝手で鬼畜のような奴らですね。
ただいつもの様に生活していただけの人達に対して「此処は私達が貰うから出ていけ」なんて・・・そりゃぁ反発しますし、「勝手な事言ってんじゃねーよ」となりますよね。
でも歴史はそんな人達を「鬼」とし、朝廷達を「桃太郎」として遺してしまった。
何で朝廷にそこまで肩入れした人達が多いんだ?
戦力=人だった時代にそこまで人を集める仁徳も無かっただろうに。きっと恐怖政治かなぁ。

「桃太郎伝説」=「温羅伝説」ともなっているが、温羅という人物はこの作品で立派な人物として語られました。そんな人が強奪してくる貴族たちに殺されてしまったと思うと哀しい事この上ないですね。
まぁこの人物に限ったことではないのですが・・・
正義は勝つではなく、強い者が勝つ。当たり前ですが、やはり腑に落ちないですね。


さぁ、次は殺人事件ですね。
鬼野辺家長男鬼野辺健爾が蔵の密室で殺された。
しかしその後その蔵には地下道が存在し、家外にある鐘の元へと続いていた。
密室殺人事件に対して「裏ワザ」ともいうべき存在ですが(苦笑)
捜査を進めるうち、その地下道は使われていなかったことが判明。
何だそりゃ。
とも思いましたが次の事件ではその地下道でもう一人に犠牲者が横たわっていた。
最後には再び蔵で犠牲者が発見-----
と連続殺人事件になります。まぁ最後は自殺ともとれるかな。
釜が鳴ると鬼野辺家主は死んでしまう・・という言い伝えと共に次々と死んでしまった、という点から釜の呪いを恐れている事件関係者たち。
しかし、蓋を開けてみると釜が鳴る現象は科学的根拠が存在し理由もあった。
それでも根本的な証拠には生らないと言ったのは「ここにもいたよ、怪しい婆さん」という人物。近くで占いをしている婆ですが、もぉ鬱陶しいですね。
そりゃぁ、言い伝えは歴史的根拠はあるし馬鹿に出来ない。呪いも実際存在するでしょう。
でも実際事件の真相を解き明かしてみると、やっぱり世俗的じゃねーか!

事件根本にあるのは
昔好きだった女性を取られ、取った男は自分の妹を自殺に追いやったから。

歴史と呪いと釜、さらには温羅伝説も桃太郎も関係ないしねっ!!
何だかんだ言っても結局そういう事なんですよ、きっと・・・
人間は今すぐそこにある"欲"と"憎しみ"など激しい感情によって動くものです。
先祖が何をした、何の恩恵を受けた云々は二の次です。
勿論、根底にそういう感情はあって然るべきかもしれませんが
それはあくまで「今、現在の自分がどういう状況か」によって
関係あったり無かったりするもんでしょう。
世俗的過ぎて興ざめしました。
ここまで歴史を語っておいても結局こうでしたかー・・って感じ。
前のシリーズ作では「言い伝え」だけに則った殺人事件もありましたが
それはそれで腹が立つ・・・と、考えてみると共通するのは
「自分勝手」な判断で人を殺していた訳ですね。
まぁ、大抵の人間はそんなもの。







Posted at 20:11 | 高田崇史 | COM(0) | TB(0) |
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