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2016.10.26

ウィンター・ホリデー

坂木司氏『ウィンター・ホリデー 』読了ー。
いやー坂木氏の作品を読むのは久々ですね。時代物ばっかりだったから現代モノ。
しかし、今回はしくった!
『ウィンター・ホリデー』って二作目じゃん!知らなかったー&なんてこったぁぁぁ
いつもシリーズは一作目から読む自分にとっては痛かったぜ・・・
なのでこのシリーズを読もうとしている人はご注意!
この作品はシリーズ二作目ですよぉー

ウィンター・ホリデー

なのでこの感想は初っ端から一作目のネタバレです。ご注意をー

でもまぁ読んでみるとやっぱり坂木氏ですな。
めっちゃほのぼの・・・平和で心がほんわかする作品
絶対性格良い人だよ坂木司氏。自分の中で決め付けているしw

この作品は元ホストで今は「ハチさん便」で配送業務で働いている沖田大和と
突然現れた自分の息子・進との父子の物語。
(おそらく)前作で突然「お父さん」という言葉と共にやってきた進。
この小学生男子は昔付き合っていた由希子との間に生まれたらしく
長い休みに入る冬休みに父親の元へ遊びに来たという話となっている。
冒頭から息子・進がやってくるのをウキウキワクワクで待っている父親・大和。
そして愉快な(?)仲間達である「ハチさん便」メンバーや元ホストの人物達が
父子の周囲でガヤガヤしている感じかなーw

普通とはちょっと事情が違っている大和・進親子ではあるけれど
だからこその仲良ささと、絆や愛をかんじられる作品だと思いますなー。
母親・由希子の姿が見れないのですが・・・それはまぁ後半につれて段々と・・・

ネタバレは特にないですねー。
社会に疲れて「ちょっとほのぼのした物語」が読みたい方にオススメかなぁ。
親子の仲良さそうな雰囲気や形はやっぱり心が和む。坂木氏ワールドですな!
シリーズなので続きも読むぞ!
・・・・の、前に一作目を読むぞー(爆)

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Posted at 21:52 | 坂木司 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.20

ホテル・ジューシー

坂木司氏『ホテル・ジューシー』読了ー。
過去に読んだ『シンデレラ・ティース』と姉妹作になるらしい。

ホテルジューシーホテルジューシー
(2007/09)
坂木 司

商品詳細を見る



『シンデレラ・ティース』で主人公だった咲子(サキ)の親友
浩美(ヒロ)が主人公の物語。
お互いが同時進行でどんな夏休みを送ったのか・・・?
続編、というものではないので『シンデレラ・ティース』・『ホテル・ジューシー』
どちらから読んでも楽しめる。
サキからすると「かなりのしっかり者」ヒロは夏休み中
沖縄の小さなホテルでアルバイトをする事となった。
幼い頃から小さな弟妹達の世話をしていたヒロにとって客商売はうってつけの仕
事と言えよう。
そこで出会うおおらかな沖縄県民、沖縄料理と沖縄の気候が
東京暮らしのヒロを和ませていく。
時折「それって大丈夫なの?」と不安になってしまうほどの
おおらかさを持った沖縄県民達とのやりとり、料理の数々が魅力的。
全体の感想としては・・「上手くいき過ぎ感は否めないが、そこそこ楽しめた」
という感想。
ヒロちゃんが真面目に働く中で出会う沖縄県民の人達や、ホテルにやってくる宿
泊客達とのやりとりが主な筋書きで
宿泊客達は普通の観光であったりするのと、"ちょっとした事情"を抱えてやって
来る人達もいる・・・。その出会いでヒロちゃんは成長していき、人を知っていく。
騙されたりする部分もあったり、嫌な客に出会ったりもするが、解決は結構後味
良く、さっぱりした終わり方が多い。
ので、自分の中では「上手くいき過ぎ」な感じ・・・。
穿った見方だとは重々承知しているが(爆)・・・まぁ坂木司氏の作品は基本的に
良い人ばかりだし、主人公も良い人が多い。
それが坂木司氏であり、坂木氏の作風なのだろう。自分はそこが好きであるから
この人の作品を読んでいるので・・「そこそこ楽しめた」(爆)という事。
これから沖縄に行きたい人、明るく朗らかな気持ちの人はオススメかな。

ミステリーではないのでネタバレ無し。

Posted at 22:10 | 坂木司 | COM(0) | TB(0) |
2012.09.03

切れない糸

坂木司氏『切れない糸』読了ー。


切れない糸 (創元推理文庫)切れない糸 (創元推理文庫)
(2009/07/05)
坂木 司

商品詳細を見る


新井和也はごく普通の商店街にあるクリーニング店の息子。
父、母、アイロン職人シゲさんらと共に店を構えていたが
突然父親が倒れ、急逝してしまった。
突然の事で驚く和也は戸惑いの最中、家業であるクリーニング店を継ぐことに。
商店街に住む人々を始め、クリーニング店の客らが
抱えた悩みや謎を喫茶店で働く親友沢田直之と共に解き明かしていく話。
と、言ってもミステリー色は薄くどこかほのぼのとした雰囲気なのは
坂木司っぽい・・・まぁ坂木司節である(笑)
何より個性的な登場人物達が活き活きと描かれ、その中に
クリーニング豆知識が所々散りばめられている。
それがまた「おぉ~そうだったのか」と思わずため息してしまう豆知識で尚良し。
父親が死んでしまうまで家業にさほど関心も手伝いもしなかった和也は
いざ自分がクリーニング店で働く事になり、色々な事を学んでいく。
客商売であること、衣類を扱うということ、クリーニング店であること
等など父親が今まで培ってきたもの等を肌で感じるようになる。
そして自分は------
それぞれ一つの商店街内で起こる様々な謎や不可解な事があるが
どこかほっこりと和ませてくれる話が多い。
ほのぼの系が好きな人はきっと好きになってくれるだろう。多分(爆)
日常生活に馴染むクリーニング店の息子話で、日々彼が成長していく
様が描かれている。その成長も面白い。
ミステリー色が薄いのでネタバレはなし。
日常にあるちょっとした謎もほのぼのと読めます。
Posted at 19:23 | 坂木司 | COM(0) | TB(0) |
2012.04.22

青空の卵

『青空の卵』坂木司氏の引き篭もり探偵第一弾読了ー!

青空の卵 (創元推理文庫)青空の卵 (創元推理文庫)
(2006/02/23)
坂木 司

商品詳細を見る


"引き篭もり探偵"というフレーズに引き込まれて読みました。
坂木司氏という作家さんの作品も初ですね。
シリーズ化しているのかー・・・。
でも第三弾までしか続いていないようなのでちょっと残念。
どうやらこれは引き篭もり探偵連作短編集ですな。
心の傷から引き篭もってしまった"探偵"鳥井真一、
ワトソン役・兼語り手の坂木司。

坂木司は学生時代から鳥井の友人であり、今は外資系の会社で働いている。
一方鳥井は引き篭もりしつつ、自宅でプログラミングの仕事をしていつしか探偵業も行う(笑)。
このシリーズは語り手坂木が持ってきてしまったり
坂木・鳥井が巻き込まれたり、二人の知人が持ってきたり・・
という「依頼」で事件を解き明かしていくストーリー。
探偵が引き篭もりの鳥井なので、主な窓口は専ら坂木である。
鳥井は一貫して他人が自分の家に入るのを嫌がり、
当然「依頼」も迷惑この上ない。
しかし友人坂木の頼みや悩んでいる、という事で渋々事件解決へと
貢献しているのだ。
連作短編集であり、登場人物がリンクしているので
一つ一つ人物を覚えていくと読みやすいと思う。
形式(?)としては島田荘司氏の御手洗潔シリーズの
短編集を彷彿とさせる。
謎の奇抜さと奇妙さとスケールは御手洗潔シリーズが
断然上ではあるが、真相がわからない日常ミステリーの不可解さは似ている。
男嫌いの女性が何故男を付回すのか?
盲目の男性の後を付ける双子は一体何者なのか?
歌舞伎役者の下に送られる奇妙な品々は何なのか?
不可解で見当もつかない謎の数々を理論性を持って
解決していく様はなるほど、探偵である。

奇抜な謎をきちんと納める辺りの理論構築は良いと
思ったが、結末・真相は何だか拍子抜けしたというか
「あ・・・そう・・・」という感想が多かった気がする。
「そんなまどろっこしいことしなくてもいいのに。
事態がややこしくなるだけだろう」、という感じ。
ミステリー小説だからかな・・
作為が見え隠れしていて謎でないものを
無理やり謎に作り変えた印象があった。
まぁそれはこの作品に限った事ではなく、
ミステリー小説としては当たり前なのだが(苦笑)
あまりに強引さや無理やり感が浮き出てくるとそちらに目が行ってしまうので、
多少結末が見えてしまうにしてもあっと驚いて筋の通った結末・真相が望ましいかなと・・。
一方このシリーズで評価が分かれる点があるようだ。
この探偵鳥井と友人坂木との関係が「一般的な男友達」とは少しズレている点である。
この部分は人によってボーイズラブ・や腐女子的な描写だとして拒否反応が出る人がいる・・・らしい。
正直自分にとっては驚きの観点で「あー・・・そういう見方もあったか・・まぁ無理もないかな」という感想。
自分では別にそういった印象は受けなかったからである。
例を挙げるとして、三浦しをん氏の『月魚』はいかにもボーイズラブ的な描写をしており、作者の意図も感じたので納得はしたが、この『青空の卵』はあくまで"友人"であり作者もボーイズラブ要素を入れた意図を感じなかった。
確かに二人は一種"依存"があり、友人以上のつながりを感じてはいるが、
ボーイズラブとは違う様な・・・
どちらかと言うと親子愛かなー・・・
鳥井が少しずつ心を開いて沢山の人と関わるのは喜ばしい事だが、自分が残されていきそうで寂しい・・みたいな。
坂木司の善い人っぷりにはリアリティがないが、結構好きな奴ですね、はい。(笑)
鳥井の毒舌っぷりはいいが、初対面の人を呼び捨ては
良くないと思うなぁ・・不愉快な人ならまだしも(爆)
日常ミステリーで、最後はちょっとしたどんでん返しもあったりで面白かったです。
シリーズとなっているようだが、この巻だけで
順序良く読まなくてはダメだな、と思った。
登場人物たちの相関図が組み立てられないし、人物達の
出会いや性格も良くわかるので、これから読む人は第一作の、第一話から読むといいと思う。
Posted at 20:01 | 坂木司 | COM(0) | TB(0) |
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