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2011.03.27

一瞬の風になれ

以前本屋大賞か・・・とられた作品かと思います。
『一瞬の風になれ』

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-
(2006/08/26)
佐藤 多佳子

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一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-
(2006/09/22)
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一瞬の風になれ 第三部 -ドン-一瞬の風になれ 第三部 -ドン-
(2006/10/25)
佐藤 多佳子

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ご覧のとおり、三部作品のようです。すべて読了済みです。
-イチニツイテ-
-ヨウイ-
-ドン-

題名から察せられる通り、短距離走・中距離等陸上に掛ける男子高校生たちの話。
以前読んだ三浦しをん氏『風が強く吹いている』と重なる部分があるかもしれませんが
やはりそれはそれ(何)此方の方が少し・・・何というか、漫画っぽいです。
語り手の影響かもしれませんが少しコミカルというか、ちょっと軽い。
でもそれはこの作風であるという事なので、悪い意味ではないです。

主要人物二人のみ紹介しておきます。

------------------------------------------------------------------------------------
神谷新二

種目:100m 200m 4継(4×100Mリレー) マイル(4×400Mリレー)
主人公。身長175センチ、体重62キロ。短距離(ショートスプリント)選手。中学卒業までは兄に憧れサッカーに勤しむ毎日だったが、自分には努力ではどうにもならない壁があると分かり、高校ではサッカーをやめてしまう。
同じクラスの根岸に誘われ、親友の一ノ瀬連と共に春野台高校陸上部へと入部。タフでどんな練習にもめげない努力家。そのため、連に「ターミネーター」と呼ばれたりする。
自身のデビュー戦である4×100mリレーで、自身のレーンを1つ隣の鷲谷高校のレーンと間違えてしまったり、いつも大会前に腹の調子を壊したりと非常に緊張しやすく、なおかつそれが表に出やすいが、後に桃内のある策によってその弱点は克服した。
自分で染めた黄色い髪の毛を気に入っているが、合宿では「たくあん」と呼ばれてしまう。そのためか、3年の総体時には地毛に合わせ黒く染めている。

一ノ瀬連
種目:100m 200m 4継(4×100Mリレー) マイル(4×400Mリレー)
新二の親友。身長175センチ、体重52キロ。短距離(ショートスプリント)選手。非常に柔軟性に優れていて運動神経抜群。
春野台高校1の俊足であり、中学2年の頃は全中7位までの実力を持っていたが、3年になる頃にはある理由がきっかけで陸上を辞めてしまう。しかし神谷新二、根岸康行の誘いで陸上を再び始める。
典型的な才能型のスプリンターであり、フォームが非常に洗練されている。お菓子とSFが大好き。

-----------------------------------(by Wikipedia)-----------------------------------

語り手は一貫として神谷新二クン。
優秀すぎる兄のコンプレックス以外は(?)大変明るく、タフな少年で
親友で幼馴染である一ノ瀬連はぬぼーっとした無口でちょっと変わった少年。
方や高校で初めて短距離走を始めた新二、中学時代からその天才的才能を持ち
高校でもその才能が開花する連、二人の対比やそれぞれの葛藤も見どころかと。
他にも同じ陸上部に属する根岸康行やムードメーカーで後輩桃内
顧問の三輪先生など魅力的なキャラクターが登場して面白いです。

何より面白いのはやはり「短距離走」について。
特に取り上げられるのがマイル(4×400Mリレー)。
四人一組で走るリレーが盛り上がる盛り上がる
バトン受け渡しの難しさや、それぞれ抱える悩みと才能---
陸上経験者は同感する部分もあるのでしょうかねー・・・

走り込みの大変さ・怪我有無の重要さと精神力の強靭さ、
走った時の爽快感と身体の動きを感じ取れた快感 全てが平等に織り込められ
そしてやっぱり仲間の大切さを知る---といった感想を持ちますね。
リレーが多く取り上げられるからかもしれませんが、青春まっただ中の
話なだけに心強い仲間であり、超えるべきライバル---
いやー・・やっぱいいもんですね、こういうの

タフで短距離初心者(最初の方)である新二は、親友天才肌の連が
近くにいながら遠い存在だったわけですね。
陸上界でも有名な連は、誰もが認める最高のランナー。
届かないと解り、憧れでもあるがやはり目の当たりで抜かれると悔しい。
勿論、連以外の人物でも、負けると悔しいもの。
悔しさをバネにどんどん力をつけていく様も一種の爽快感を感じましたね。
(読者ってだけなのですが・・)
自分としては、新二が連に負けないほどの力をつけていく所が良かったです。
「負けるなー新二ー」と連より新二の方が好きだったからかもな(苦笑)

本屋大賞を取ったのは第一部-イチニツイテ-だけだったと思いますが・・
多分『一瞬の風になれ』は三冊で一つの流れとなっているので
読むとしたら三冊同時に手にしておいた方が良いと思います。

陸上をベースに青春を謳歌し、最高の高校生活を送っていた彼らがうらやましいですねー
きっと人生で輝ける一ページになることだろう。
そしてきっとこれからも輝いていけるんだろうなー。いいねー
青春時代にこんな経験があったら最高だけど、どんな年齢になっても
こういう"本気で一生懸命取り組めるもの"があれば苦しいことがあっても
人生楽しいものになるだろう!!
そんな思いを起こさせてくれる作品でした。

漫画やドラマ化もしているらしいですが・・・
確かに漫画にはなりやすそうだな・・・でもドラマはどうだろう?
役者の走り込み&身体作りが杜撰だとかなり痛々しいものになりそうだ

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Posted at 20:49 | 佐藤 多佳子 | COM(0) | TB(0) |
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