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2011.07.31

不連続殺人事件

初坂口安吾氏作『不連続殺人事件
不連続殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 (3)不連続殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 (3)
(1995/05)
坂口 安吾

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』読了ー!
本格推理物&一つの箇所に集められた意味深な人物達・・
という設定に惹かれて手に取る事となりました。


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舞台は第二次世界大戦から2年が経過した1947年(昭和22年)8月、N県。県内有数の財閥・歌川多門邸で事件は起きた。流行作家の望月王仁(内田良平)が、屋敷のなかで短刃によって殺されたのだった。短刃から発見された指紋は2人の女のもので、もう1人の女の所有する鈴が、望月のベッドの下から発見された。

当時、歌川家の屋敷には、使用人も含め29人の男女がいた。そのうちの10人は、長男の一馬が、戦争中の疎開先にと招待した人々であった。この屋敷内でこの男女は、淫乱な生活を繰り広げていたのだった。そもそも歌川家の血縁関係が複雑であった。

望月王仁の屍体は、県立病院へ送られその日のうちに解剖された。いっぽう屋敷では、その日その夜のうちに、珠緒、詩人の内海明,南雲千草が殺された。

事件から1週間が経過した同年8月26日、歌川加代子と家主の多門とが、同時に別々の場所で殺された。警察は次々に起きる事件に翻弄されるだけで、なにも見出すことはできない。さらに10日が過ぎた同年9月3日、女流作家の宇津木秋子が殺された。さらに7日後の9月10日未明の4時、歌川あやかと一馬が青酸カリで死んだ。「九月十日・宿命の日」という張り紙が残された。

------------------------------by Wikipedia-----------------------------------

Wikipedia に感謝。
上のあらすじ紹介からも分るように、登場する人物29人。
多すぎやろ

まぁ、特に事件の容疑者となる人物に限るともう少し少なくなるんですが
それでも登場人物達が多く、一癖二癖あるので把握し難い・・
正直分らないまま読み進めましたね。
本当に誰が誰で、誰とどういった関係なのか・・
さらに夫婦&愛人・不倫&元彼・元彼女等の痴情縺れも多くて
「いい加減にせいやお前らー」と叫びたくなった(爆)

ただ、やはり推理もので人物達を把握する前に起こる起こる殺人事件。
誰が生き延びて誰が死んだのか分らないな(おい)

雰囲気としては横溝正史・江戸川乱歩氏同様の時代なので
「そういった雰囲気満々」でしたね。
電話や列車関連でもそうだが人物達の思想や女性陣の口調に
時代を感じる・・といった具合です。
事件そのものについては、正直把握しきれないと同時に
解りにくかった・・・!すみません、という位に

『りら荘事件』を彷彿とさせるような事件でした。
次々と人が殺されていき、トリックやアリバイや相関図等
確認する間もなく進んでいく感じ-----
犯人は兎も角、殺される側の人間たちも「よく解らない」---と、いうのも何故彼らが殺されなければならなかったのか?事件背景にあるであろう"動機"が見えてこないので同一犯なのか共犯なのか便乗犯なのかも解らない状況。
でもある"トリック"のために"あの騒動"を起こしていたのはちょっと驚き・・
そして犯人の巧緻たる所だと思いました。













以下はネタバレ。













戦後ミステリー典型的な作品でしたね!
良い意味でも悪い意味でも・・・

何しろ登場人物達が奇人・変人満載な事・・
かなり肉欲・憎愛にまみれた相関図なようで「イマドキの若者は・・」
等と嘆く立場ではないと思う(嘆いているのは常人だとは思うが・・)
面と向かって相手の悪口を言うのはまぁ・・分りますが
言っていることがエゲツナイ
少なくとも公衆の面前で言っていい事と悪いことがあると思う。
只でさえ人数が多いのだからその辺纏めてくれないと混乱に混乱をきたします(爆)

事件については前述した通り、次々と人が殺されていってしまい
概要を把握するのに手間取っていました。
結局犯人は共犯という事になるけれど・・二人の喧嘩は全て計画通り
という点は驚きましたね。
奇人・変人に囲まれていたせいで、二人の奇行振りが隠れてしまいました。
う~ん、この辺りは見事としか言えない・・・・。

殺人事件ひとつひとつのアリバイを確認していっても
共犯となればアリバイの前提は崩れてしまい、共犯の相関から洗い出さなければなりません・・そう考えると「共犯の場合、どれだけ単独犯と思わせるか」が重要なポイントとなりそうですね。

唖然とさせるような奇人と奇行の果てだったけれど・・
最後は"愛"で締めくくられて・・たのでしょうか?
とりあえずメモを手に読み進めていた方が良かった作品です(爆)




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Posted at 20:38 | 未分類 | COM(0) | TB(0) |
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