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2012.09.23

鬼龍

今野敏氏鬼龍シリーズ『鬼龍』読了ー。

鬼龍 (中公文庫)鬼龍 (中公文庫)
(2011/05/21)
今野 敏

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今作は陰陽師・・・?お祓いをする陰陽師の末裔の話のようだ。
と、思ったらやや違って(爆)鬼道衆の末裔であり、裏の世界で"亡者祓い"を行う
鬼龍浩一のシリーズ作品らしい。
自分の中で今野氏は警察小説のイメージが強い中で
時折「こういったジャンル」の作品も目にする。
他にも「新道」やらSFモノ等色々なジャンルを描く作家なので
今回もその一つなのだろう。
冒頭の舞台はテレビ局。鬼龍浩一は依頼され亡者祓いにやってくる。
テレビ局やってきて一種の陰気を感じた鬼龍は段々その気配が濃くなっていく場
所を探り当て、源となっている亡者を祓う。
その後にも、とある会社から雰囲気がおかしい・自殺者が続いているので
祓って欲しいという依頼が続いていく。
どうやらこのシリーズは亡者祓いを基軸とした連作短編集の構成となっているよ
うだ。
鬼龍浩一が出会う様々な人たち・事件・亡者・・・
亡者は生きている人間にとり付き、異様な気配や雰囲気を醸し出しつつ周囲の人
たちを取り込んで忌まわしい事件を起こしていく、といった態だ。
亡者は生きている人間達の欲望や陰の気・・・?(この辺曖昧だが;)を
多く出している人間に取り付きやすく、陽の気をもってこれを祓う。
読んだ感想としては・・・なんだか官能小説みたいだなぁ、といった所。
実際の官能小説を読んだ事がないからわからないが・・・なんだかやたらと性に
絡む亡者が多い・・・と、いう事は生身の人間が持つ欲望・陰気は全部性なのか
よ、とかいいたくなる。
と、いうか今回の事件は全部それだった気がするなぁ・・
それとも性について絡まないと亡者は出てこないのか?
欲望というものは性以外にも色々あるだろうし・・陰気についても人によってちょっと気色が違うものじゃないの・・・かなぁ?
この作品ではやたらと「妖艶な色気を醸し出す女に惑わされまくる男達」しか出てこなかった気がするのだが・・・。
しかも女が惑わされる・乱れるのは全部いやらしい方向ばかりで正直辟易してしまった。
他にも「金が欲しい」「人を殺したい」という醜いながらも
人が持つ欲望の種類を出して欲しかったというか・・結局人間の欲望はそっちに行き着くのか!?と情け無い気持ちもあった。
この先も続いていくであろうシリーズなので、一作だけで判断したくはないが・・暫くは他のシリーズを読むことにします(苦笑)。
今野氏作品は大好きなので。
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Posted at 21:32 | 今野 敏 | COM(0) | TB(0) |
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