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2014.06.28

子盗ろ

鳥羽亮氏、はぐれ長屋シリーズ第三弾『子盗ろ』読了。
結構前に読んで記憶が曖昧になっちゃっている(またかい)かもしれないのでご了承を


子盗ろ―はぐれ長屋の用心棒 (双葉文庫)子盗ろ―はぐれ長屋の用心棒 (双葉文庫)
(2005/07)
鳥羽 亮

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今回華町源九郎は倅俊之介の家に訪ねた所、どうやら俊之介の妻君枝が身籠ったらしいと知る。
既に一人長男新太郎が生まれているので二人目の子供となる。
その帰り道、源九郎は気がふれてしまった様子の女とすれ違う。
慌ててやって来たのは女の身内と思われ、その会話からどうやら女の子供が
神隠しに遭ったという事が判った。
長屋でいつものように菅井と将棋を指していると茂次がやってきて、どうやら最近子供達が
神隠しにあっているという話を持ってきた。
華町が見かけた女の子供の他、六つになる女児と四つになる男児も居なくなっているという。
女児だけなら女郎に売り飛ばされる等と考えられるが、男児となると腑に落ちない。

孫六から言えば今回一連の事件は六年前の神隠し事件と似ているという。
当時孫六は人攫いと睨んで捜索していたが、確信的な事は掴めなかった。
そんな中、ついにはぐれ長屋の子供が居なくなってしまう。おとよの所の房七である。
どうやらしゃぼん玉売りにつれて行かれたようだ、と判ったが行方は杳として知れない・・
源九郎達は長屋の子供を探すべく、いつもの仲間で捜索を始める事となった。
まずは六年前人攫いとして疑われた辰五郎という男を調べてみる事となるのだが-----
さぁ、今回はぐれ長屋に新たな顔"砂絵描きの三太郎"が登場する。
青瓢箪の様な顔で独り者、いつも部屋で怠けているが今回人攫い捜索の人相書きとして活躍。
見た目通り腕はからっきしだがその描き腕で源九郎達の手助けをする。
そしてこれから先も一味(苦笑)として加わっていくのだ。
自分はこの三太郎の登場で"砂絵描き"という職業があったのだ、という事を知るのだが
実際はどんな砂絵なのか・・見てみたい(爆)
時代からも今の砂絵とは違った趣がありそうだしなぁ・・・どのような手法で砂を描いていくのか
・・・本筋とは違うがとても気になる(笑)



事件は今でも言われている「神隠し」だ。
幼い子供が突然前触れなく忽然と姿を消してしまう------神隠し。
今考えると真っ先に浮かぶのは事件の通り人攫い・・・もしくは迷って帰れなくなった、
どこからか落ちてしまいそのまま帰れなくなった・・・等々浮かぶが
あの時代(天保)は「神隠し」の一言で括られていたのかもしれませんなぁ。

冒頭では源九郎に二人目の孫が生まれるという事もあり、子供が主軸となる作品です。
何より親子(母子)との情愛や絆が試される話でもありましたねー・・
突然子供を失った母親は気を狂わさんばかり・・みているだけで辛いものですが
周囲は見守るだけで何もできないんですよねああぁ
源九郎達は何とか見つけようと奮闘するのですが、捜索の途中で何者かに
襲撃されたり羽生善右衛門という「房七の行方が判ったら真っ先に知らせて欲しい」と頼む
妙な武士に出会ったりと・・・背景には何が潜んでいるのやら判りません。


自分としては最後・・・良かったなぁと思いました。
やはり母と子供、家族っていうのは繋がっているんだなぁと心に沁みました・・
おとよの母の強さ、カッコイイぞ(笑)
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Posted at 21:26 | 鳥羽亮 | COM(0) | TB(0) |
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