2009.10.25

わが師はサタン

文庫版『わが師はサタン』読了ッス!!
最後に短編の『覆面レクイエム』も載せられていました。
わが師はサタン―天藤真推理小説全集〈11〉 (創元推理文庫)わが師はサタン―天藤真推理小説全集〈11〉 (創元推理文庫)
(2000/09)
天藤 真

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天藤氏の中では評価が下のほうにある作品の様ですが、まぁ・・・確かに(おい)
でも、面白い事は面白いのです!
でも魅力的な人物が・・語り手があんまり好きじゃなかったので、自分の中で評価が下がってしまった・・という所でしょうかA^^;)
事件内容については、二転三転、「そうと見せかけて実は・・」という展開が繰り出されてくるので面白味はあると思います。

舞台は大学校舎。
マジック研究会の男女六人は所謂「オカルト」にのめり込んでいた。
ある人物の教えで様々な知識を得て
「黒ミサ」キャンドル儀式まで執り行う。
「生贄」は大学内にいる「粛清すべき人物」である。
黒い服・帽子にろうそくや怪しげな呪文そして裸体・・・
本ッ当に不気味!!!ぶるぶる
心酔しきっている訳ではないし、面白半分でやっているのですが・・・いやはや、恐ろしいもんですね。
黒ミサで必要な「生き血」まで用意するんですからマジ怖ぇ;(この時は兎と雀だったかな)

そんな「興味本位」で始まった黒ミサで「粛清」を行うべく、
「被害者」の話を聞いているとき何と殺人事件が発生!
暗闇で行われた殺人事件に戸惑う学生たち。
警察に知らせるも、黒ミサやら「粛清」やらが公になってはマズい。
隠せる所は隠し、公表すべき所は公表していくという・・・何とも難しく、歯がゆい状況の中、彼らは真犯人に迫る!

・・・ってな感じでしょうか;
物語の中盤から急展開しました。

そして、『わが師はサタン』の面白味もある。
なんと言ってもこの物語では『わが師』が移り変わっていくのである。
ネタばれになるので詳しいことは伏せておくが、『わが師』が移り変わっていくごとに事件も新展開を見せていくので面白いです。

短編『覆面レクイエム』はある夫婦の離婚話と売春、そして殺人事件の話。

二つの作品で共通するのは興梠(コオロギ)警視。




以下はネタばれです。







大学は鉄のカーテン・・・
言い得て妙ですな。意外と閉鎖されている空間かもしれません。っていうか、学校はそういうものかもしれませんね。
全く「保身」がかかると大人は卑怯で周到です。幻滅・・・
犯人は別に意外でもなかったですからね。でも孝子婦人は結構好きな人物でした。
最後以外は(爆)


そう、何しろ今回の語り手 田がいやらしいんですよね。
「性欲」に対して熱がありすぎるだろ。
事件進展の合間にそんな描写は余計です。
そして、最後は3人・・4人かな?の女を手に入れようとする訳ですが・・そんな事せんでも
普通に事件終わらせておけばいいのに、と思いました。
天藤氏は何故わざわざあんな事書いたのでしょうか・・・う〜ん汗あせ

短編の『覆面のレクイエム』についてもそうです。
主婦が刺激を求めて行う売春。
ひゃぁ、恐ろしいというか・・もっと他の刺激はないのか、と思ってしまう。
信じられないのだが、強ちフィクションではないだろう・・という所がまた恐ろしい。
近年麻薬汚染が学生から主婦まで広がっているニュースを見ていると、「主婦売春」も全然あり得るし、確か・・そういう事件などもあった様な気がします。
この話で語り手となる主婦に対しては多少の同乗も禁じえない。
でも・・売春を思いとどまって欲しかったなぁ・・そこが何とも・・・汗あせ

に、しても興梠警視は意味なかった

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