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2013.12.21

黒い樹海‏

有名な松本清張氏の作品なだけにwiki情報や映像化も多いので
あらすじ抜粋が楽ですね(苦笑)
今回再び松本清張氏作品を手に取りました。長編ミステリー。

黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)黒い樹海 (講談社文庫 ま 1-3)
(1973/06/15)
松本 清張

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祥子の姉・信子は、仙台へ旅に出たはずだったが、浜松市付近のバス事故で死んでいた。姉は自分の知らない誰かと一緒にバスに乗っていて、その人は事故が発生した途端、姉の傍らから逃げたのではないか…。祥子は姉の会社に転職し、姉の仕事上の交友関係からその人物を突き止めようとする。当初独りだった祥子の調査に協力者が現われ、頑なだった祥子の心の壁も徐々に開かれていくが、先回りする犯人によって、次々に周辺人物が殺されてしまう。(by wikipedia)

この事件はうら若き姉妹が殺人事件に巻き込まれていくストーリー。
主人公は祥子で、姉信子はこの時代ではまだ珍しい
出版社のキャリアウーマンである。冒頭から奇妙なのはその信子が
妹に「仙台の伯父さんの元へ行ってくる」と出て行ったのに

浜松で事故に遭い、死亡したと聞かされるところだ。
たった一人の肉親を亡くし、悲哀に暮れる祥子だが何より何故姉は
自分に嘘を吐いてまで浜松に行ったのか?を奇妙に思う。
実際の事故現場に行った祥子はそこで、姉は一人でバスに乗っていたのではなく
誰かと同乗していて事故に遭ったのではないかと考えた。
それは姉の定期入れ(だったかな?)である。姉の身の回り品を渡された祥子はそこで
持っていなければならない筈の定期入れが無くなっている事に気づくが、
事故の後日現場近くの少女から手渡され、その少女は飲食店の女性から
頼まれていたと知る。さらにその女性は店にやって来た男性に
届けてくれと頼まれた、という事も知った。
しかし、姉の身の回りにも警察関係者からも該当する男が見つからない。
きっとその男こそが姉と同乗し、事故に遭った姉を置き去りにして逃げた男
なのだと確信した祥子は事故の事を調べ始める。
祥子は事故後、姉信子が勤めていたR新聞社に入社する事となり
姉の後を追うように勤める事となった。
それには自分ではわからなかった姉の仕事・交友関係を調べて
事故当時誰と一緒だったのか調べるにも都合が良かったのだ。
R新聞社の社会部記者である吉井が調査に協力してくれ、祥子と
二人で黙々捜査を始めた。
手始めは姉が担当していた作家や著名人・その関係者から
姉が密かに恋仲であった男はいないだろうか辺りを洗う。
警察でも探偵でもない素人の二人が小さな手がかりを辿り
少しずつ少しずつ真相を突き止めていくのは・・・
松本清張氏の作風なのかな?あまり多くの作品を読んでいないので
まだ測りかねるけども・・・
しかし、そこは巨匠と呼ばれる作家だけあり強引な展開にはならず
一つ一つが丁寧な調査と捜査手順で何の権力もない素人ながらでも
次第に謎を解き明かしていく流れは納得できるつくり。
「素人がそんな事調べられるかー」とか「そんな尋問できないだろう」
という無理な展開が無いのがイイ。
時代ながら祥子が御淑やかな女性口調であるが、やっていることは
関係者がどんなに遠くに住んでいても列車を乗り継ぎ会いに行ったり
怪しければ何度も事件関係者に話を聞きに行く姿勢は強いなー・・というか根性あるな
と感心してしまう(苦笑)
これは『蒼い描点』でも感じたし・・・混ざる(苦笑)












以下はネタバレ。

















小さな手がかりからようやく真相を突き止めた祥子と吉井だが
自分としてはストーリー半ばでR新聞社の文化部記者であり
いつも祥子を励ましてくれた町田知枝という女性が殺されてしまったのが・・
残念でならないなぁ。良い人だったのになぁ。
証言者となるはずだった斎藤常子も殺されてしまった点からは
犯人の残酷さも伺えた・・・。
色々な関係者から聞き込み(?)していても容疑者が固まらない点は
ミステリー小説でも良くあるが(苦笑)
出版社関係の著名人は胡散臭い人物ばかりだったなぁ(笑)
犯人は一人ではなく妹尾郁夫と鶴巻莞造だったと思うが
彼らを罠に嵌めた真相解明は中々読みごたえがあったというもの。
主人公がか弱い女性である故に罠に嵌めるのはハラハラしたけれども
とにかく、無事事件解明されて良かったのぅ。
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