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2014.02.11

流想十郎蝴蝶剣

鳥羽亮氏流想十郎シリーズ第一弾『流想十郎蝴蝶剣』読了ー。
藤沢周平氏の時代小説に触れ、こんなに面白いのなら
他の時代小説(特に剣客モノ)を読んでみたくなり、手に取った今作。

流想十郎蝴蝶剣 (角川文庫)流想十郎蝴蝶剣 (角川文庫)
(2008/05/24)
鳥羽 亮

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江戸・本湊町の料亭に用心棒として住み込む流想十郎は、花見の帰り、品川宿近くで武士団に襲われた小藩の姫君一行を助ける。気が進ままない中、姫の護衛を引き受けた想十郎は、熾烈な抗争に巻き込まれる…。権力者・水野忠邦を父に持ちながら、その愛情を知らず、また剣術の師との密通の末に、ともに上意討ちで果てた母への情も捨てた孤高の剣士は、無敵の蝴蝶剣を誰がために振るうのか?書き下ろし時代小説、新シリーズ始動。
(by 内容BOOK)




これはシリーズものだそうで、これから楽しみが増える期待感がありますな。
主人公は流想十郎という牢人で清州屋という店の離れで暮らしている。
家族のような間柄の下男(?)忠七と共に気ままな暮らし。
しかし彼にはとある影がある・・・
実は流想十郎の父は有名な水野忠邦。
彼が寄った料亭で見染めた女中が流想十郎の母親である。
身分の卑しい女と子供である故に周囲には隠されたままの二人だが
住まいやお金は送られていて、さらに剣客指南者まで送られてくる。
監視役兼指南者は想十郎に剣を教えると共に、なんと母親とできてしまい
それを知った水野忠邦の放った刺客に二人とも斬殺されてしまったのだ。
故天涯孤独となった想十郎は母親と女中仲間だった
お静の勧めで離れに住まわせてもらった----と、いうのも
其の事清州屋では強請たかりなどに悩まされており
用心棒として家に置いてもらえるようになった経緯。
そんな両親の影があってか、想十郎はいつも暗い面差しで
人と関わり合う事や厄介ごとにも無関心。
孤独の雰囲気のまま過ごしているが、剣の腕は一流で
指南を受けた後も自分なりに剣の腕を磨き、実践の中で編み出した
神速の剣術を駆使して敵と戦う。
想十郎の必殺剣、"胡蝶剣"がその代表である。
あまりに早い太刀捌きで見るものを圧倒し、剣の反射光が
キラキラッと蝶が舞っているかのごとく見えるためその名を付けた。


第一作の『流想十郎蝴蝶剣』では
遭遇した武士団に襲われた小藩の姫君一行を助成するストーリー。
何事にも無関心で進んで人助けなどしない流想十郎であるが
行きがかり上だったり、反しておせっかいの忠七の影響で
渋々引き受けることになる。
まぁ・・・人物像は何とも「ありがち」なものではあるが
そこがまた王道的に面白い(爆)
自分としては明るくて色々首を突っ込みたがるな忠七が好きだなぁ
想十郎と正反対の性格がまた丁度良いバランスとなり
所々で笑いを誘う。
想十郎をひたすら心配したり、付いていきたがったりする所もカワイイぞ☆
主人公の想十郎は・・・性格が暗くなってしまい
人生も投げやり感たっぷりであるが、これは両親の経緯からして仕方がないかなー・・とも思う。
気になると言えば、いざ剣術を使う時自分で「胡蝶剣・・・」とか呟くところ。
いや、そこ自分で呟かなくていいじゃん とか思う(爆)



全体感想としては、面白かった!今後も読んでいきたい。
ただ想十郎は美男子で影があり超人的素早さ・強さを持っている設定。
ちょっと設定が2次元的な枠にはまってしまった印象なのが
自分としては「なんだかなぁ・・」という感想。
強敵数人に囲まれて危機的状況なのに想十郎が強くてあまり危機感を感じられないのだ。
藤沢氏は凄腕の剣客ながら人情味が滲み出ていて
強さの中にどこか不恰好。だからこそ親しみと感情移入し易い人物が多いのかもしれない・・。まぁこれは好みであるし、まだ読み始めたばかりなのでねぇ。(何)

ネタバレは特に無し。

牢人である想十郎がご武家や大名騒動に巻き込まれた
剣術・剣客小説である。
メインは想十郎や敵方の決闘場面で剣術が大好きな人ならば血が騒ぐ(?)小説だと思った。
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