--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2014.02.11

闇の用心棒‏

鳥羽亮氏闇の用心棒シリーズ第一弾『闇の用心棒』読了ー。

新たなシリーズに手を出してみたり、の作品です(爆)

闇の用心棒―時代小説 (祥伝社文庫)闇の用心棒―時代小説 (祥伝社文庫)
(2004/02)
鳥羽 亮

商品詳細を見る



本所相生の長屋に住む刀研ぎ師安田平兵衛は娘と二人暮らし。
そんな平兵衛の元に十八夜と書かれた文が投げ込まれた---
それを見た平兵衛は慄く・・今まで離れていた"過去"が再び姿を見せたのだ。
その十八夜という文は四五九<じごく>、殺しの依頼書。
看板は「極楽屋」で周囲からは「地獄屋」と呼ばれる店からのものだった。
十年前に足を洗った筈の平兵衛の元に再び届いた殺人依頼書は
何の前触れなのだろうか?
慄きながらも平兵衛は「地獄屋」へと向かう・・・・・。



もう六十に近い老年(この時代は特に)に鞭打って再び殺人稼業に
入った平兵衛の元に様々な強敵と闘うシリーズ・・?っぽい(爆)
勿論十年以上前に辞めた殺人稼業なので周囲や娘は知らない・・ごく一部の人物達が平兵衛が凄腕の暗殺者と知っている程度だ。
その中の一人であり、平兵衛に文を投げ込んだ「地獄屋」主人の鳥蔵。
こういった稼業の口入で取締役でもある彼は平兵衛の腕を見込んで頼んできたようだ。
「極楽屋」が周囲に「地獄屋」と呼ばれる所以はこの鳥蔵が裏で行う稼業に
就いている人物達がごろつき、牢人、札付きの男たちばかりだからである。
彼らは常に何人か「地獄屋」で飯を食べたり酒を飲んだりしており
普通の町人が入ろうとするにも周囲の男達の凶悪人相に怖がり、誰も入ってこないのである。よって「極楽屋」ではなく「地獄屋」であり、主人の鳥蔵は閻魔と呼ばれている(苦笑)

"裏"稼業のシリーズかぁ。
時代物は大抵"表"の主人公達だったから新鮮かもしれない。


殺人依頼とは穏やかではないね・・他鳥羽氏のシリーズは2種類くらいしか
読んでいないので(しかもまだ1,2作品目位)判りませんが、現時点では一番"裏"にいる主人公かと(苦笑)
「地獄屋」にいる仕事人達はいつもの時代小説なら悪役・適役に位置する類の人種なだけに複雑でもある(爆)
でもそこは「主人公側」
ごろつきでも悪人でも筋の通した悪人達のようだ。
平兵衛も殺し屋という悪人だが、殺す相手は極悪人。
悪を持って悪を制す、といった形のようですねー。
ある大店が悪人に脅され金を巻き上げられて、遂には殺されかかる・・・
こうやられてばっかりもいられない人達が頼む先こそ「地獄屋」もとい「極楽屋」である。
いつもなら剣客vsごろつきという図だが、今回のシリーズがごろつきvsごろつき
暗殺者vs暗殺者、といった図(爆)これは傍目から見たら区別つかんよ。

今は平穏に暮らしていた平兵衛は今更殺人稼業に戻りたくはない・・・
加えて今は老人となり身体はいう事をきかなくなってきているのが現状だ。
しかしやむを得ぬ事で再び刀を手に取った平兵衛は一人稽古を始めるのだった。
秘剣"虎の爪"を持つ平兵衛はこの秘剣こそが奥の手であり、現役時代暗殺の主として遣ってきた剣術である。
再び秘剣を遣えるのか、相手はどんな剣を遣うのか・・・不安に駆られながらも平兵衛は徳利を手に立ち上がる。




シリーズ第一作という事で、小説の中身はほぼ平兵衛やら「地獄屋」やら殺人稼業やらの相関図などを説明してくれる。
そして平兵衛は殺人を請け負う時の「一連の流れ」が描かれる。
老年となった平兵衛はまず相手の太刀筋や技などの下調べを念入りに行い、
殺人をいざ行う時には体が瘧のように震える・・・そうなったら手元の徳利を傾け、一気に呷る・・・・すると震えが止まり「斬れる!」と感じ勝負をかけるのだ。

登場人物達も魅力があるのでこのまま読み続けようと思います!
相変わらず剣術の描写が巧みですねー・・・あと剣術を喰らった後の描写とか生生しくて・・・「うへぇ」(判る人にはわかる口癖・笑)とか思いますが
そんな生生しさが伝わってくる所も巧みだと思いました。
スポンサーサイト

この記事へのトラックバックURL
http://koukinnoran.blog32.fc2.com/tb.php/524-cc8d4555
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。