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2014.03.15

妖し陽炎の剣

『妖し陽炎の剣』野晒唐十郎シリーズ第二弾読了ー。

妖し陽炎の剣 新装版―介錯人・野晒唐十郎 (祥伝社文庫)妖し陽炎の剣 新装版―介錯人・野晒唐十郎 (祥伝社文庫)
(2011/02/05)
鳥羽 亮

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鳥羽亮氏作品読破中でございます、今回は野晒唐十郎シリーズ。
介錯人であり試刀家でもある唐十郎の前に現れた今度の刀は妖刀"京女鬼丸"
その刀を巡って繰り広げられる死闘を描いた物語。
かの有名な大塩平八郎の残党を名乗る押し込み強盗や
同時期に頻発する辻斬り事件-----その背後には大きな陰謀の影が---
水野忠邦の次は大塩平八郎ときたかー・・盗んだお金を困窮する市民にバラ撒いた
事で有名な(?)人物ですね・でも自分はあまり詳しく知らず・・・
大塩平八郎が最期親子もろとも爆死したのも知りませんでした。マジですか・・


大塩平八郎には残された息子がおり、その息子に受け継がれているはずの刀が"京女鬼丸"・・しかも贋作含め何振りもあるそうですね。
その妖刀を打ったという刀打ちの弟子が、師匠の遺言で
"京女鬼丸"を全て叩き折れと言われ探しているという。
その助勢を頼まれた唐十郎の元に幻惑の如く奇妙な剣術を遣う陽炎の剣が現れた。

頼まれたとはいえ、いつもいつも死闘を繰り返す唐十郎でありますな(苦笑)
加賀忍者相良親子と山猿も登場、嬉しいものです。
咲だけは出してもらいたいけども(爆)皆出てきてくれるのは嬉しいなぁ。
あ、ついでに狢の弐平もね(爆)
今回は"陽炎の剣"という奇妙な剣が相手だけれど・・ただ「鋭い」「強い」という剣と違って、不気味な雰囲気と術を持つだけに不安が募りますね。
果たしてどうする唐十郎----

今回の作品も楽しく読ませて頂きました。
血みどろの描写が多くあまり流血描写に免疫を持つ自分でも
顔を顰める場面があるので、苦手な人はキツイかもしれませんが
剣術や人間描写やら死闘やらでグイグイ引き込まれていきます!
剣道もやった事の無いものでイメージするのが難しい部分もありますが
唐十郎や適役の"強さ"等は判るので、まぁいいか(爆)
今回も陰謀策略で人物の名前などが混乱しそうになりましたけど・・
大塩平八郎の残党やら大塩平八郎の息子の行方やらで


「大塩平八郎いいの?」と聞きたくなる位印象悪くなった気がするな(爆)

勝手に名前を使われただけか。

自分の中では前作に引き続き唐十郎と咲の関係が相変わらずで
わくわくしながら読んでいきました。
咲は相変わらず健気で可愛らしいねぇ。
唐十郎、もっとデレデレしていいと思うぞ(ぇ)
シリーズ作品として今後の二人も気になる・・・どこかでライバルとか障壁とか
現れるんじゃないのかな・・・うぉぉ、そっちばかり気になる(爆)










以下はネタバレ

ミステリーではないのでネタバレというか結末に触れた部分を書きます。











今回唐十郎は"京女鬼丸"を打ったとされる刀匠の弟子、清丸という青年から"京女鬼丸"を探す手伝いを依頼され、結果"京女鬼丸"を狙う一派に狙われる羽目になる。
そのうちの一角は"陽炎の剣"を遣う敵方は恵比寿のような面で殺戮を繰り返す青木吉兵衛。
非常に折れやすく使いにくい妖刀だが、女の様に美しい"京女鬼丸"に魅せられた吉兵衛はえてその刀を遣い、工夫して生み出したのが"陽炎の剣"。
今回一番の強敵はどうやらこの男の様だ・・・題名にもなっているしね(爆)
妖刀に魅せられる男だけあってややアブナイ男だが腕は立つ・・・何でどんな異常者も剣の修行だけはしっかりやるんだよ、と突っ込みたい所だ。
今までと同様(?)相良家と協力体制を取る事になり、彼らから清丸と"京女鬼丸"について詳しく知らされることになった。
"京女鬼丸"は名刀というだけでなく大塩平八郎が養子に残した差料で、陽明という銘が打ってある・・・ともう一振り存在しそちらは明光と打ってあるという。その刀を持っていれば大塩残党はその事を武器に平民の支持を得られるし、幕府としては平民の蜂起を阻止するためにその刀を渡してはならない、という形らしい。
ただ清丸は師匠の遺言で動いている模様だが、敵方の方は大塩残党ともう一派"京女鬼丸"と清丸を狙う連中がいて何だか複雑なんだが単純なんだかわからない状況(爆)
そして今回も登場する貉の弐平は仲間の岡部が殺された事もあり、悪行を繰り返す大塩残党一派を探している。
残党達と繋がりのある男、仙造を探っている模様。
黒幕に幕府御腰物方安藤右京亮と、かつての黒幕鳥居 耀蔵の影を感じながら唐十郎達は段々と事態の核心に迫っていく・・と、同時に強敵と死闘を繰り広げていく。
最期は安藤右京亮に指示していた最後の黒幕腰物奉行小出外記が暴かれ尋問されるが、彼は関係を否定し安藤は自宅で自刃をしてしまう。しかしその後小出を支えていた幕僚達が次々に小出を見放し、彼も自刃した。

"京女鬼丸"も取戻し大塩平八郎の遺児も判らぬまま事件は収集したが(苦笑)、まだやり残していることがあった。
唐十郎は吉兵衛と決着をつける時がくる、と思い吉兵衛も唐十郎を斬って終わると感じていたので両者最後の戦いが行われる。
必殺"鬼哭の剣"で吉兵衛を切り伏せた唐十郎・・・これにて一件落着------

だが、吉兵衛に惚れこみ吉兵衛がお金で足抜けさせてやったおたまの行く末が何とも悲しい彩として締めくくられている。
残忍な殺し屋吉兵衛の僅かな"良心"は生き永らえて欲しかったなぁ・・・。









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