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2014.08.10

雷神の剣

鳥羽氏"野晒唐十郎シリーズ"第五弾『雷神の剣』読了ー。
実際はもっとシリーズ作品読み終えているのですがね・・・追いつかない

雷神の剣 新装版 〔介錯人・野晒唐十郎〕 (祥伝社文庫)雷神の剣 新装版 〔介錯人・野晒唐十郎〕 (祥伝社文庫)
(2011/03/11)
鳥羽 亮

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居合道場主であるが介錯人・刀の目利で生計を立てている唐十郎に今回も新たな依頼が舞い込んだ。
彦川藩の今村孫右衛門という老人が大久保助四朗という若者の介錯と刀の目利を依頼してきた。
介錯を滞りなく行った唐十郎に労う為座敷に呼ばれた時、また別の頼みがあると言われる。
長国と称する刀工が鍛えた月光・日光という刀の内、月光が何者かに奪われたため、その月光を取り戻してほしいと言うものだった。長国の息子であると言う長吉と、家族同然の高弟子・本間弥次郎と共に月光を取り戻す旅に出立する。

今回はいきなり旅、ですね(笑)
長国が鍛えた月光を探し、それを取り戻す・・・しかし詳しい背景や経緯を話したがらない依頼人の今村や、連れになった長吉に訝しみながらも刀の行方と・・・そして例の如く敵が現れる。
どうやら単なる刀捜しではなく、背景には藩内で起こっている争いに巻き込まれた節があるのだが・・
そして異形な風貌と武器の遣い手"雷神"と"蟷螂"。様々な襲撃を切り抜けながら旅を続ける唐十郎達。

藩内にはいっつもいっつも争いが絶えない事でございますねー
巻き込まれる方は堪ったもんじゃないんだから自分達で何とかしろor穏やかに過ごせんのかい
とツッコミたくなりますが・・・これも人の世、そう上手くはいきますまい。
自分としてはお気に入りの相良一族、相良と咲の登場に胸躍らせますが(笑)
今回相良達伊賀者から新しい登場人物が加わり、良い「味」を加えてもらっていますな!
藩の争いや敵の襲撃はいつものことだから(爆)自分としてはこちらのほうを楽しませてもらいましたぃ。










以下はネタバレ。










長国の鍛えし月光を取り戻す------の背景にやっぱりあった、藩の跡継ぎ問題ー!(爆)
跡継ぎを決めるたびにゴタゴタするのやめてもらえませんかね。
しかもドタバタではなく流血・刃傷・殺傷ごとだし・・あぁぁぁ

と、いうのも藩主や跡継ぎの奴らが手当たり次第に女に手を出すからいけないんじゃないかね?

(爆)本妻だけで側室・・・ならまだしも、奥女中やら料亭の女中やら「跡継ぎを産めない」女に手を出すからこういうことになるんだろうが!ちったぁ考えろー!とか怒ります、自分は(爆)
しかも不幸になるのは身ごもった身分の低い女性とその子供だったりするし・・・いつも「こういう問題」が起こった時怒りがあるんですよね・・・いくら恋情となっても・・・いや、なったなら最後まで責任取るのが藩主・高士の役目だろ!情けない!

サテ、本筋に戻りましょう(爆)
今回は長国が鍛えた日光・月光には跡継ぎの"印"となる役割があったんですね。
正式な跡継ぎが死んでしまい、では清千代という跡継ぎが浮上したが、彼は女中との間に出来た子・・跡継ぎを決める際その"印"月光を持っていなければ認められない------そして清千代を跡継ぎにしたくない一味が、彼の命を狙っているというものだ。
唐十郎らは月光を取戻し、清千代を正式な跡継ぎに据えたい藩の思惑に巻き込まれた形となる。
が、同時に月光のほかに長国が鍛えた刀も集めて来て欲しいとも依頼されていた。
彼の息子であると言う長吉を連れて行けば、長国が刀を渡した相手からも不審がられず見せてもらうことが出来る----そんな一人岸辺屋・文蔵の手下たちに襲撃されたり、跡継ぎ問題で動いている敵の一味らの襲撃を切り抜けて少しずつ刀と真相に近づいていく。

旅の最初、唐十郎に「雷神と蟷螂に気をつけろ」と結び文を渡してきた若い娘おゆら。
彼女は相良達伊賀者の一人で毒物や手裏剣・礫の達人であり女で敵の油断も誘えることから唐十郎に同道させることにしたらしい。
唐十郎達を襲ってくる敵達は同行している長吉を清千代だと思い込み、清千代を殺すために襲撃してくるかと思ったのだが、襲撃された時「彼は長吉で清千代ではない」と報せたのだ・・・が、敵は「狙いは長吉だ」と言いそのまま襲ってきた。
何故長吉を狙うのか・・?依頼人である今村に詰め寄るが彼は苦渋の表情を持ったまま「今は話せぬ」というばかり・・・その間にも襲撃者、雷神や蟷螂と闘いどうにか切り抜けていく唐十郎。

長吉が清千代ではないと判り、やはり長吉であろうと思っていたが、実は長吉と称していた彼は刀鍛冶・友宗の息子友英であった。そして本物の長吉こそが清千代であるという。
驚いた唐十郎達であったが、だから敵も襲ってきたのだろうと合点がいく・・・唐十郎達は本物の清千代の眼をそらすための囮であったのだと知る。
しかし今村や友宗の必死の頼みで最後まで役目を務めると約束し、最期雷神と蟷螂ら一味に襲撃する。
見事雷神を仕留めた唐十郎と蟷螂を斃した弥次郎と友宗------
月光も取戻し、どうにか一件落着となったが・・・・

ちょっと面白いのが伊賀者おゆらと咲。
おゆらは敵の襲撃の際、槍で重傷を負ってしまう。その時手当をしてくれた唐十郎に対し熱い視線を送るようになり・・・それに気づきつも冷静に装う咲がいた。  はて唐十郎はどうする・・?
と最期の最期で笑いが起こってしまうエピソードも含まれている。



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