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2014.07.21

剣客春秋 里美の恋

鳥羽亮氏シリーズ作品『剣客春秋 里美の恋』読了ー。
また新たなシリーズに着手してしまいました。今度は女剣客が主人公かとワクワクしつつ読み進めましたね。
剣客春秋―里美の恋 (幻冬舎文庫)剣客春秋―里美の恋 (幻冬舎文庫)
(2004/04)
鳥羽 亮

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神田豊島町に一刀流の道場を開く千坂籐兵衛とその娘里美は幼い頃から剣を振い、日々腕を磨いていた。女がてら剣を手に取る事に反対したり奇異の目で見られようとも里美は気にせず、道場門弟達に交じり修行の日々。
冒頭ではその里美が道を通りかかった際、暴漢らしい男達に囲まれていた男を助け出す場面から始まる。
町娘ではなく、一人の若剣士のような恰好をした里美に暴漢たちは陰間ではないかと
嗤い出すが、里美の剣の迫力に押され逃げ出していく。
助けられたのは吉野彦四郎という若い男で、博奕や自堕落な生活に落ちていたのだが
里美の剣を見て昔自分も夢中になった剣を思い出し稽古を始める。
元々剣が好きだった彦四郎だったが、父親との反発心で家を飛び出し自堕落な生活に
浸っていったらしいので剣の稽古もすぐ集中していけたようだが・・・




最初に思ったのが「恋早っ」でしたな(爆)

第一作目でいきなりかよ!って感じ(笑)今までのシリーズや他の剣客時代物では
シリーズ何作か(2~3作目くらいだが)でやっと相手が登場し
そこから少しずつ絆を深めていく・・・という印象があったので。
読み切りや一冊完結ではもちろん恋も早く訪れるのだが、この作品(シリーズ)では矢鱈早く感じたなぁ・・何故だろう。
きっと「女剣客」としての話が主になり、恋はある時不意に訪れて
剣の路と迷い始める・・・的な展開の先入観があったからかも(爆)
しかも暴漢たちに囲まれていた所を助けてそこから恋に落ちるって・・・
助ける側と助けられる側が反対だし(笑)
まぁ、とりあえず女剣客が主軸となるシリーズのようですね・・・・
と、思ったけど読み終えてみるとそうでもないかな、という感想。
その理由として感じたのは後述します。
この作品を読んで感じたのは「一度落ちた人間がやり直すのは難しい」というもの。
現実は綺麗ごとや都合の良いように出来ていないですねー。
周囲の助けが必要、とも言えるが助ける側の人間も生半可な気持ちで「助ける」なんて言えないよなぁ・・・とも感じた。













以下はネタバレ(結末に触れます)













前述の通り、主人公の里美が偶然助けた男・彦四郎と恋に落ちます。
というのも最初二人は「何だか気になる」位でそこまで意識していなかったようなのだが、彦四郎が里美の道場で稽古を始め博奕の親分・市蔵らの一味に攫われたり助けたりする中でようやく気付いたという按配ですが(苦笑)
自分の中では正直彦四郎と一緒に暮らしていた女・の方が魅力的に感じましたがね・・
あの健気さと一途さは心を打たれました。市蔵らに拷問されて殺されるなんて・・。
そして(さっきも書いたが)主人公・里美かと思っていたが
最期まで読み進めると「あれ?むしろ主人公は父親千坂籐兵衛じゃないか?」と思ってきました。
里美はあくまで父親の周りをうろちょろする娘、ってだけの役回りでしたね(爆)
攫われた彦四郎を助けるために探索したり、同心に頼んだり、市蔵の所へ乗り込んだのは
結局父親籐兵衛でしたね・・・
まぁ里美は女だしまだ若いし剣の腕も「殺し合い」はやったことないしで仕方ないのですが
やっぱり「女」だからじゃないかなぁ・・・う~む・・
もうちょっと位活躍して欲しかったし、せめて探索する事くらいして欲しかった。
一言でいうと居ても居なくても・・・ケ゛ホケ゛ホ
「女剣客」という部分に期待して手に取ったので残念だなぁ。
期待しすぎたのかな・・・やはり女に剣の斬り合いは無理なのか・・・
でも一作では判らないので、次の作品も読んでみます。

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