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2014.09.06
剣客春秋 女剣士ふたり
鳥羽亮氏作『女剣士ふたり』読了ー。
前作『里美の恋』に引き続き"剣客春秋”シリーズ2作目となっているので
人物相関等知りたい人は前作を読んでから手に取った方が良いと思う。
まず彦四朗って門弟なのでやけに出てくるな・・となるんじゃないかと(笑)
剣術道場主、千坂藤兵衛と娘・里美を中心としたシリーズものとなっている。
今回は『女剣士ふたり』となっているように、女でありながら
剣術を学び、男の門弟達と同じような身形をしている里美に続き二人目の女剣士が登場する。
ある日藤兵衛の道場に幼い姉弟が訪ねてきた。
聞くところでは昔藤兵衛の弟子であった父親が殺され、仇討をするため藩から許しをもらい江戸にやってきたと言う。
そして姉弟はかつて父の師匠である藤兵衛に助太刀を頼んできた。
そんな事があり二人の姉弟は剣術を習うため千坂道場で稽古をする事となった。
まぁなので(爆)女剣士はその内の姉・初江の事ですね。
里美と同じく太刀を振って稽古する様が正に"女剣士ふたり"。
父親の仇を討つために必死の覚悟をもって剣術の稽古に励むこととなるのだが
仇討ちをする側にも凄腕の剣客が居る事が判り-----
まず思うのが「こんな姉弟に仇討の許すなよ!」でしたね。(爆)
でもこの時代ならどんな幼くとも武士の名分たるもので・・許さざるを得ないのかなぁ・・
でもこれは明らかに「藤兵衛ありき」の仇討ですよねぇぇ
これは納得できない!
いくら元門弟と言えども仇討の助太刀に加えさせるなんて強引だし、助太刀をする以上
藤兵衛にも命の危険があるのにそこはスルーかよ!って感じ。
何だか最初に怒りを感じました。
父親が殺されたのは藩内の事だし、仇を討ちたいのも家族の勝手な要望なくせに
赤の他人を巻き込むなんて・・・自分勝手じゃないのか!?
いくら仇を討ちたいと一生懸命でもそこに気づいていないのか
気付いていても仇を討ちたい一心でそこは無視しているのか判らないけど
藩だけでなく姉弟にも怒りが沸きましたね。いきなり押しかけてきて「助太刀してくれ」ですから。
しかも報酬が無かったような・・・うん、無いな(爆)
よって藤兵衛も最初自分だけでなく里美や周囲の人たちに危険があるかもと渋っていたが
こんな幼い二人を放ってはおけず・・・やむなく引き受ける形になる。
この辺りは子供の特権だよなー。放ったらこっちが悪人の烙印を押されるし。
と、いう思いもあって最初からムカムカしながら読んでしまいましたね(爆)
構成や大きな話の流れとしては気になりませんが、最初から「なんだかなぁ」と思いつつ
読み進めたので、終わっても「なんだかなぁ」でした。
里美や彦四朗も勿論姉弟に同情し、あれこれと手助けをしたり稽古に励んだりするのですが
それを微笑ましく読めない自分・・・。
そして案の定姉弟を匿っている周囲の人間に危害が及んでしまうしねぇ。
話の構成やらがちゃんとしていても「こういう部分」がゆるいとどうにも集中できないし、
最初からゆるい部分が出てくると話全体にゆるさを感じてしまう。
何だかなぁ・・こう感じてしまうのは自分だけ?それとも仇討に考え過ぎ?
でもそう感じてしまったので仕方ないよね(爆)
今回特にネタバレは無しです。冒頭からも結末は予想できる形となっているのでは、と。
前作『里美の恋』に引き続き"剣客春秋”シリーズ2作目となっているので
人物相関等知りたい人は前作を読んでから手に取った方が良いと思う。
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まず彦四朗って門弟なのでやけに出てくるな・・となるんじゃないかと(笑)
剣術道場主、千坂藤兵衛と娘・里美を中心としたシリーズものとなっている。
今回は『女剣士ふたり』となっているように、女でありながら
剣術を学び、男の門弟達と同じような身形をしている里美に続き二人目の女剣士が登場する。
ある日藤兵衛の道場に幼い姉弟が訪ねてきた。
聞くところでは昔藤兵衛の弟子であった父親が殺され、仇討をするため藩から許しをもらい江戸にやってきたと言う。
そして姉弟はかつて父の師匠である藤兵衛に助太刀を頼んできた。
そんな事があり二人の姉弟は剣術を習うため千坂道場で稽古をする事となった。
まぁなので(爆)女剣士はその内の姉・初江の事ですね。
里美と同じく太刀を振って稽古する様が正に"女剣士ふたり"。
父親の仇を討つために必死の覚悟をもって剣術の稽古に励むこととなるのだが
仇討ちをする側にも凄腕の剣客が居る事が判り-----
まず思うのが「こんな姉弟に仇討の許すなよ!」でしたね。(爆)
でもこの時代ならどんな幼くとも武士の名分たるもので・・許さざるを得ないのかなぁ・・
でもこれは明らかに「藤兵衛ありき」の仇討ですよねぇぇ
これは納得できない!
いくら元門弟と言えども仇討の助太刀に加えさせるなんて強引だし、助太刀をする以上
藤兵衛にも命の危険があるのにそこはスルーかよ!って感じ。
何だか最初に怒りを感じました。
父親が殺されたのは藩内の事だし、仇を討ちたいのも家族の勝手な要望なくせに
赤の他人を巻き込むなんて・・・自分勝手じゃないのか!?
いくら仇を討ちたいと一生懸命でもそこに気づいていないのか
気付いていても仇を討ちたい一心でそこは無視しているのか判らないけど
藩だけでなく姉弟にも怒りが沸きましたね。いきなり押しかけてきて「助太刀してくれ」ですから。
しかも報酬が無かったような・・・うん、無いな(爆)
よって藤兵衛も最初自分だけでなく里美や周囲の人たちに危険があるかもと渋っていたが
こんな幼い二人を放ってはおけず・・・やむなく引き受ける形になる。
この辺りは子供の特権だよなー。放ったらこっちが悪人の烙印を押されるし。
と、いう思いもあって最初からムカムカしながら読んでしまいましたね(爆)
構成や大きな話の流れとしては気になりませんが、最初から「なんだかなぁ」と思いつつ
読み進めたので、終わっても「なんだかなぁ」でした。
里美や彦四朗も勿論姉弟に同情し、あれこれと手助けをしたり稽古に励んだりするのですが
それを微笑ましく読めない自分・・・。
そして案の定姉弟を匿っている周囲の人間に危害が及んでしまうしねぇ。
話の構成やらがちゃんとしていても「こういう部分」がゆるいとどうにも集中できないし、
最初からゆるい部分が出てくると話全体にゆるさを感じてしまう。
何だかなぁ・・こう感じてしまうのは自分だけ?それとも仇討に考え過ぎ?
でもそう感じてしまったので仕方ないよね(爆)
今回特にネタバレは無しです。冒頭からも結末は予想できる形となっているのでは、と。
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