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2014.10.05

豆太鼓

鳥羽亮氏まろほし銀次シリーズ第七弾『豆太鼓』読了ー。
今回は連作短編集かな・・岡っ引き銀次が次々起こる事件を解決していく短編集で
お馴染みの人物達も活躍。気軽に楽しめる作品ですな。事件自体は血みどろな時もありますが(爆)

豆太鼓―まろほし銀次捕物帳 (徳間文庫)豆太鼓―まろほし銀次捕物帳 (徳間文庫)
(2007/04)
鳥羽 亮

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死人の訴え
東慶寺で若い娘の死体が発見された。現場付近を捜すと鑿が発見され、娘はその鑿で胸を突かれたと判った。
鑿の柄には丸に庄と焼印が押されていた。
銀次の下っ引きの一人である与三郎によると、七年前に同じような事件があったという。

豆太鼓
幼馴染のおきみから相模屋のひとり娘がいなくなったと聞き、探し始めるとやはりかどわかされていたと判る。
百両の身代金を要求され、「番屋に知らせたら娘の命は無い」と脅されていたと話す主人の伝兵衛は訴え出る事をしなかったと言う。お金を払うと娘は無事帰ってくる。お金は捨てたと思い、これ以上荒立てたくないと言い張る相模屋に対し銀次は「やつらまたやるぜ」と犯人達を追う。

女誑し
瀬戸物屋の倅、欣次郎が首を括って死んだ。
殺しだと判断した町方たちは実家の森田屋から調べてみる事にした。
そして銀次がこの事件の状況が一年前お初という18歳の娘の時と似ていると感じていた・・・。
その娘の時は明らかに自縊だと判明していたが、萌黄地のしごき帯を使っている点が似通っていたのだ。

切通坂の殺人
切通坂で男の刺殺体が見つかった。そして付近に黄楊の櫛が見つかる。
井筒屋の主人がその男は惣五郎だと証言し、昨夜は花甚に行って居たと言う。それを聞いた銀次はあの黄楊の櫛はおきみが挿していた櫛だった事を思い出す。

辻斬り
辰巳屋の伝兵衛が剛剣の袈裟切りに殺されていた。
番頭によると三十両と莨入れが無くなっていると言う。辻斬りかと思われたが、殺された現場の状況からその線は薄いと考える銀次。調べてみると辰巳屋に一か月前黒沼という牢人が怒鳴り込んできたと聞き、跡継ぎ問題で房次郎と利之助が揉めていることなどが判った。

小町殺し
"湯島小町"という器量よしの島原屋のお房が殺された。
匕首で刺された様で、付近からは莨入れが落ちているのを発見する。
お房には今秋祝儀を挙げる予定で、相手は栄次郎という男前で美男美女だと言われていたらしい。
莨入れは栄次郎のものであった。そしてさらに栄次郎には他に女の影がチラついていた。


様々な事件ながらも全て死人が出ておりますね・・・
改めてみると人の犯罪ってのは"道具"は変わっても本質は変わっていないものです。
殺人の動機は金、痴情の縺れ、恨み-------
大きな違いと言えば「情報伝達の速さと広さ」かなぁ。
昔は一つの事件が起これば伝わる・知るのに多くの人達が必要でしたので
その分多くの人物の関わりや時間が重要でしたが、今ではクリック一つで伝わってしまいますからね。
確かに便利だけれど・・・こういった面からは良かったんだか悪かったんだか・・・悩ましい限りです。

今回の作品では、レギュラーのひとり、おきみが深く関わる切通坂の殺人
が結構気になる所・・・でしょうか(苦笑)
幼馴染の器量よしおきみは、岡っ引きで調べ・捕り物大好きな銀次に心を寄せている。
あくまで知らんぷりをしてきた銀次であるが、最近気になってきた事もあり切通坂の殺人事件はかなり悩む事件となっている。二人の関係が好きな読者としては外せない一件。

自分の中では豆太鼓女誑しが印象に残ったかな。







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