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2014.10.18

剣狼

鳥羽亮氏著作・闇の用心棒シリーズ、第四弾『剣狼』読了ー。
実はもうかなり進んで読んでいるのですが・・・まぁ四作目の感想になります


剣狼―闇の用心棒 (祥伝社文庫)剣狼―闇の用心棒 (祥伝社文庫)
(2007/02)
鳥羽 亮

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今回はちょっと重要な点が出てきているので、闇の用心棒シリーズを読み進める人は
この『剣狼』を飛ばさずに読んでおいた方が良いかもしれませんね(苦笑)

平兵衛は娘まゆみから「近くで殺しがあったらしい」と聞き、様子を見に行くことにした。
人垣の中に武士らしき男が一太刀で殺されていたのを見る。
一方、殺し屋の元締め家である"極楽屋"には一人の客がやって来た。肝煎屋の吉左衛門である。
吉左衛門は主での島蔵へ殺しの依頼にやってきたのだ。
依頼人は旗本・富樫兼五郎で、始末するのは牢人の清水稲七郎と小関典膳。
二人は富樫家を脅し、二千両もの金を強請ってきたのだ。とても払える額ではないが、何とか治めてもらおうと用人に百両ほど託した。だがその用人が斬り殺されてしまった。
そこで富樫家は殺し屋と繋ぎのある吉左衛門を頼ってきたようだ。
島蔵から依頼を受けたのは右京と最近極楽屋にやってきた彦六。平兵衛はいつものように辞退することにした。

まぁ、いつものように闇の殺し屋達が死闘を繰り広げる話となっていますね。
ポイントは平兵衛の娘まゆみと右京についてでしょうかフフフ(怪)

事件としては・・いつもの通り(?)な流れだが、背景にある黒幕を掴むまでが中々難しかった事件かと。









以下はネタバレ(結末に触れます)









いつものように(苦笑)それほどネタがばれて困るものは無いのですが念の為。
前述した通り、平兵衛の娘まゆみと右京について進展ありです。(事件より先に書くゾ)
と、言っても表だって進展があるものではなく今まで冷静としていた右京が
「実はまゆみを想っていた」という事が判明するわけですね。えぇ。
でもまゆみの方は右京が長屋にやってくる度、赤くなったり慌てて台所に立ったり、右京が去る時「また、いらしてください」等"判りやすい反応をしながら自分では隠しているつもりな態度"をとっていたのですが
右京は気づいていなかったらしい・・・マジか
今までは昔の許嫁の事もあり、殺し屋という経緯もあり、死ぬことなど怖くなかったのだが
まゆみの存在が「死への恐怖」を彷彿させてしまったらしい。
勿論まゆみは(父・平兵衛も)そんな右京の気持ちに気づいていないが
「気持ちが通じていたんだね、まゆみ、よかったねぇ」とか呟いてしまう(笑)
しかし一方であのまゆみのあたふた感が面白かったので・・・残念(おい)

で、本筋に戻ります。
今回殺しの依頼を受けた右京・彦六はまず清水・小関に仕掛けることにしたが、立ち会った清水の必殺技"霞落し"を受けた右京は死の恐怖を感じ、彦六も右京も二人とも仕損じてしまう。
しかもその後右京は"霞落し"の恐怖から自分の長屋に閉じこもってしまうのだった。

平兵衛は島蔵から別の依頼を受けていた。
依頼人は呉服屋の相模屋・彦右衛門で始末してほしいのは牢人・長沼半造という男だ。
相模屋・彦右衛門のひとり娘お仙が浪人に絡まれた時助けに入ったのが長沼であったのだが
その後長沼は助けた礼として金を強請ってきたり、脅して来たりしたのだと言う。
平兵衛は探索兼つなぎもする孫八と組んで引き受けることにした。

その後まもなく長沼を仕留めた平兵衛は右京と組んでいた彦六から助っ人を頼まれた。右京が一度仕掛けて以来、怖気づいたらしいと言ってきたのだ。
今までの右京から考えられないと思った平兵衛は右京の元を訪ねるが・・・確かに髭は伸び、やつれた様子でいつもの右京の様子ではなかった。
そんな中、島蔵から新たな依頼が入ってきた。
今度の依頼人は船田屋鶴蔵。始末してほしいのは牢人・岡崎助九郎である。
店の食べ物に虫が入っていた、と因縁をつけ金を強請ってきたのだ。しかもその店の包丁人が斬り殺されてしまい、斬り殺したのは岡崎であったのだ。怯えた主人が岡崎の始末を頼んできた。

この話から今までの依頼や事件が似たような手口だと考えた平兵衛達は背景に黒幕か、糸を引いている人物がいるだろうと調べることにした。
そして右京は"霞落し"を破る工夫をする為平兵衛の長屋へやって来る。
その途中まゆみの後をつけて歩く彦六の姿を見つけ問いただすと、どうやら彦六はまゆみに手を出そうと企んでいたらしい。「まゆみどのに手を出したら俺がお前を斬る」と警告し、何とか止めたが・・・・やはり段々とまゆみに対する気持ちが出てきたようだ(苦笑)
そして平兵衛に"虎の爪"を見せてもらいながら"霞落し"への恐怖と立ち向かっていく------

平兵衛は昔同門だった古谷弥兵衛から清水という男を知っているか等と聞きこんでいた。古谷が言うには清水を知っており中西道場を破門された後、合田道場に身を寄せていると聞き及んだ。
さらに小関・岡崎も清水と同門だったという事もわかり、これで一味が繋がったことになる。
孫八と平兵衛は合田道場を調べてみるがその帰り道、何者かに襲撃されてしまう。何とか逃げ切ったが、どうやら相手も極楽屋の人物を狙っているらしい。
右京達は小関を始末することに成功したが、その後襲撃を受け彦六は死んでしまう。
孫八は岡崎の塒を探り出し、今度は平兵衛が岡崎を捕まえて仲間について色々聞き出すことが出来た。
やはり合田で繋がっていたらしく、道場を建てようと金を集めている事・他の仲間である前川信介、峰岸武左衛門の名前も聞き出せた。その後岡崎を始末し、一気に片を付けると決めた平兵衛達は一味を襲撃。
平兵衛が前川を、右京が清水を破り、残りの合田・峰岸も始末をつけたのだった。

かなり一気&雑に書いてしまいましたがまぁ、こんな流れですね。
幾つかの殺しの依頼が、実は一つの事件に繋がっていったわけですねー。
手口が似ているから、という点から背景を調べる辺りは警察・・・当時は町方顔負けな捜査能力(苦笑)
しかも塒を調べる腕も流石、特に孫八らは手慣れたものですね。
殺し人たちはいつもの腕で殺しの始末ですが・・・どちらも重要な役目だなぁ。怖いが(爆)
今回右京がピンチであったが…見事"霞落し"を破り、また剣の腕が上がったのではないでしょうか。
そしてまたあの問題ですが(笑)
事件後、右京はまゆみへの気持ちを確信しつつも、殺し屋である自分が嫁に迎える事など出来ないと思い自分の気持ちを隠し続ける決意をするのだが・・・・・その一旦を担ったのが・・・殺されてしまった彦六なのでした。





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