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2014.10.19

巨魁

鳥羽亮氏、"闇の用心棒"シリーズ『巨魁』読了ー。
シリーズ5作目・・・しみじみ ひとつひとつの作品は薄いのであっという間に読んでしまいますな(苦笑)


巨魁―闇の用心棒 (祥伝社文庫)巨魁―闇の用心棒 (祥伝社文庫)
(2007/10)
鳥羽 亮

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今回の事件は御用聞きの他殺体から始まる。
近くで死体が発見されたという事で見に行った平兵衛は。死体は首の後ろにある盆を何か尖った凶器で一突きにされているようだった。
その時検視をしている町方・定廻り同心風間粂次郎と岡っ引き造七を目にする。
二人とも金にがめつかったり尋問が厳しかったりと評判の悪い町方である。そしてこの二人がこの作品にとって重要な位置を占める人物となっていくのだが------。
そして"極楽屋"では肝煎屋吉左衛門が初見の男、手下の稲十を連れてやってきた。
17ほどになる娘がならず者にからまれていた時、通りかかった牢人・猿島彦四郎という男に助けられ、猿島が男前だったこともあり娘がのぼせ上ってしまった。
猿島は言葉巧みに娘からお金を持ってこさせており、気づいた父親が猿島の事を調べてみると何と猿島はとんでもない遊び人である事が判った。すぐに娘と縁を切らせたのだが、娘と猿島はその後も二人でこっそり逢っていた。
だが娘がもうお金を持ってくることが出来ないと言うと態度が豹変、最初に絡んできた浪人達も猿島の仲間であり、今までの事も全て猿島の狂言だたと知った娘は大川に身を投げてしまったのだ。
娘は死んでしまったが、このままでは余りに無念という事で殺しの依頼をしてきたのだと言う。

今回その猿島の殺しを請け負ったのが朴念である。
坊主頭の熊の様な巨躯で手甲鉤を操る殺し人で、最近極楽屋にやってきた。
稲十案内の元見事猿島を仕留めた朴念であったが、そのすぐ後極楽屋に同心・風間と岡っ引き造七が
坊主頭の男を知っているかと訪ねてきて・・・。


今回のポイントは何と言っても朴念でしょうな。
坊主で巨躯、いつもニタニタと笑っている朴念はさぞ不気味でありましょう(笑)
手甲鉤という武器も独特で果たして殺傷能力は高いのかと気になる所ですが、まぁそれは持ち前の力でカバーしているようですな。
事件としては町方が大きく食い込んでいることでちょっとやりずらい所もあるのでしょうが・・しかし、そこは闇の用心棒殺し屋達。黙って引っ込む輩じゃありませんねぇ。

今回も楽しく、あっという間に読ませていただきました。
闇に蠢く攻防がこのシリーズの楽しさでしょうかねぇ。かなりハラハラする時もありますが、これが殺しの世界ですな。









以下はネタバレ(結末に触れます)










やはりと言うか・・・いましたね、黒幕。(爆)
猿島を始末した後町方が知るはずのない朴念を知っていた・・・
その後稲十が何者かに殺され、極楽屋に出入りしていた留吉という男が拷問された末殺されてしまう。
稲十を殺した野郎を殺してほしいと再度依頼しにきた吉左衛門も、実は自分の命も狙われているようだと明かす。平兵衛と右京がその依頼を請け負い、孫八などは背景を調べる事となった。
まー・・・このあたりになるとあの風間やら造七らの役割も判ってくるもんですね。
何やらちょくちょくやって来ては怪しい笑いをしながら去っていくという・・・悪役特有の動き(苦笑)
孫八の調べで藤沢屋という店が脅され、その時造七も関わっていると突き止めたことから造七を捕まえて尋問(拷問)。
やはり背後には糸を引いている黒幕がいた。
過去高利貸しとして悪名高かった利兵衛という男。
だが島蔵や吉左衛門はそう簡単に顔を割る男ではないはずだと違和感を覚え、風間と一緒にいたお園という利兵衛の女に聞いてみた。すると利兵衛という男の本名は伊予吉で、江戸に出てから利兵衛と名乗りだしたのだと言う。
だが利兵衛こと伊予吉の上に重蔵という男がおり、この男こそが利兵衛であろうと踏んだ平兵衛達はようやく事件背景の全貌が判った。

こうなるともう・・あとは殺し屋達の独壇場ってやつです。
背景に隠れていた伊予吉や殺し屋鳶の佐太郎、そして重蔵への屋敷へ押し入り全部の始末をつけた極楽屋の殺し人達・・・いやはや、強いもんです。
平兵衛の虎の爪も相変わらずで・・生で見ると迫力あるんでしょうね。見たくないけど。(爆)






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