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2016.08.02

勝小吉事件帖

風間真知雄氏『勝小吉事件帖』読了!
勝小吉事件帖

小吉は「本所の勝小吉」と呼ばれ界隈の武士や悪さをしでかす町人たちが一斉に眉をしかめる顔役・・・つまり不良侍だ。
そんな彼もとうとう悪友岩三が殺されてしまったのを機に実家・男谷家主人平蔵に牢座敷に入れられてしまった。
三畳ほどの広さで、檻は猛獣でも破ることができない程の頑丈なつくりとなっておりせいぜい突き出せるのは頭一つ分位だ。勝小吉二十一歳の時であった。

いやー・・すごいですね。主人公が冒頭で実家の牢座敷に閉じ込められてしまうわけです。
この作品は小吉がその牢座敷から出ずに、かつて(閉じ込められるまで)仲間の早川又四郎らから話を聞いて様々な事件を解決していくという構成になっています。
正に安楽椅子探偵(?)・・・椅子じゃなく牢座敷ですが。しかも出たくても出られないだけなのですが(笑)
見た目は厳つい男でしかも牢座敷に閉じ込められているのに頭の回転は頗る良いようですね。本当に話と又四郎が調べてきた事実を並べるだけで事件を解決していきます!いやーこれも凄い。連作短編集かなぁと。
何より和むのは・・生まれたときから父親が牢座敷に入っている状況下に置かれた麟太郎だ。
父の名は勝小吉・・・なので勝麟太郎----これを聞けば解りますね、うん、そう彼らしいですわ(笑)こんな風に実在の人物を織り込んでくるなんて・・・彼の父親が牢座敷に入っていたのは本当なのでしょうか?それはそれですんごく面白いな!
麟太郎はこの中でとっても活躍するし、何より可愛いのです!めっちゃ可愛いですね。
そんな麟太郎を見ているとさすがの小吉も口元が緩んでしまうようで、微笑ましい

一つ一つの事件はちょっとした不思議ものから殺人事件までありますが・・実は殺人事件が多いかな。
そのときに様々な面白いキャラクターも登場し、小吉を立派な人物と勘違いしている酒屋の清二郎などは結構笑えたw
何よりの功労者は小吉の代わりに動き回った又四郎かな。
彼にも良い事が起こりますように・・・と祈る
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